令和7年流山市議会第2回定例会（開会日一般報告）

開会日（令和7年6月19日）

　市政に関する諸般の報告を申し上げます。
　人口の動静および財政状況については、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

• 人口の動静および財政状況 （PDF 212.7KB）

　はじめに、令和7年国勢調査の実施について申し上げます。
　国勢調査は、日本国内に住む全ての人及び世帯を対象とする5年に1度行われる国の最も重要な統計調査で、本年10月1日を基準日として実施されます。 
　市では、4月1日に令和7年国勢調査流山市実施本部を設置し、庁内の協力・応援体制を整えたところです。 
　10月の調査実施に向け準備を進めるとともに、令和2年国勢調査に引き続き、オンライン回答を積極的に推進してまいります。

　次に、認可保育施設等における待機児童ゼロ及び令和7年度入所状況について申し上げます。
　令和7年4月の入所申請1,920件に対する4月1日現在の国基準の待機児童数は、昨年度に引き続きゼロとなりました。
　障害児等要配慮児童については、申請があった21名について、市による事前面談および先行審査を行い、すべての児童が入所しました。
　医療的ケア児については、4月までに希望のあった3名が入所し、4月1日現在で5名が保育所に在籍しており、今後も入所希望者全員の受け入れを図ってまいります。

　次に、流山花火大会の開催について申し上げます。
　6月3日、流山花火大会実行委員会が開催され、今年の花火大会は、10月4日に江戸川の河川敷で三郷市と同時開催することが決定しました。

　次に、大阪・関西万博の出展について申し上げます。
　8月27日から30日まで、大阪・関西万博において、千葉県が「発酵」をテーマにしたブースの出展を予定しており、本市も出展いたします。
　流山市のほか、香取市、神崎町、キッコーマン株式会社、ヤマサ醤油株式会社が参加し、それぞれの特色を生かした展示が行われます。
　本市の展示では、3月に開館した「流山市白みりんミュージアム」を中心に、白みりん発祥の地である流山の魅力を発信いたします。

　次に、地域脱炭素移行・再エネ推進交付金の採択について申し上げます。
　6月11日、環境省が地域の脱炭素の取組を推進するために募集している「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」の「重点対策加速化事業」に、本市の事業計画が採択されました。
　計画期間は令和7年度から令和11年度までで、5年間における総事業費は約15億円です。
　このうち、市の事業費は約8億8千万円で、財源として国からの交付金を約7億2千万円と見込んでいます。
　主な事業内容として、市民の方向けには、太陽光発電設備や蓄電池の設置、既存住宅の窓や玄関ドア等の断熱改修に係る費用の補助などを、また、事業者向けには、太陽光発電設備や蓄電池の設置に係る費用の補助などを予定しており、これらを通じて5年間で約4,400キロワットの再エネ導入を図り、約4万2000トンのCO2削減を見込んでいます。
　今後、令和7年第3回定例会にて補正予算案を上程した上で、秋以降に事業を実施できるよう準備を進め、引き続きゼロカーボンシティを目指して地球温暖化対策を一層推進してまいります。

　次に、つくばエクスプレス沿線の区画整理事業について申し上げます。
　5月25日、市役所において、千葉県が施行する運動公園周辺地区の事業説明会を自治会ごと2回に分けて実施し、72名の参加がありました。
　説明会では、事業の長期化による影響を懸念する声や、一日も早い事業完了を望む意見などが出されました。

　次に、流山市シェアサイクル事業について申し上げます。
　市内の回遊性や近隣自治体との往来など、市民等の利便性向上を目的とした新たな移動手段「シェアサイクル」の導入に向け、事業者へのヒアリングを4月に実施しました。
　シェアサイクルは、流山市地域公共交通計画において「公共交通を補完する移動手段」として位置付けていることから、サイクルステーションとして公共施設用地を提供するなど、市がサポートを行い、安心・安全、快適にシェアサイクルが利用できる市内環境の実現に向けて、関係機関との協議を進めてまいります。

　次に、千葉県立特別支援学校の設置に係る地域説明会の開催について申し上げます。
　去る5月14日に、千葉県が（仮称）流山地区特別支援学校を南流山中学校の敷地内に設置することが発表されたことを受け、7月1日に、南流山中学校で、保護者や地域住民の皆様への地域説明会を千葉県と共同で開催します。
　説明会では、流山市の障害のある児童生徒が多く通う県立柏特別支援学校などの状況や、（仮称）流山地区特別支援学校の概要などの説明を行う予定です。

　次に、第33回流山ロードレース大会について申し上げます。
　11月9日、キッコーマン アリーナをメイン会場に、第33回流山ロードレース大会を開催します。
　昨年度同様10kmのレースと2kmのファンランを実施します。参加者の申込については、1次エントリーは7月1日から8月11日まで、2次エントリーは8月12日から8月31日までの予定です。市民の皆様のご参加をお待ちしております。

　次に、中央図書館・博物館内装等改修工事について申し上げます。
　中央図書館・博物館は、開館から47年が経過し、内装の劣化や快適性の面で課題が生じており、これらの解消に向けた改修工事を実施します。
　工期は令和7年7月中旬から令和8年3月中旬までで、工期内において長期間の休館を予定しています。
　休館期間を極力短縮できるよう工事日程について施工事業者と協議を進め、日程の詳細については、本定例会閉会日にご報告するとともに、速やかに市民の皆様に周知してまいります。

　次に、消防本部・中央消防署庁舎の移転について申し上げます。
　消防本部・中央消防署新庁舎の建設工事については、令和7年5月30日に工事が完了し、6月23日15時から新庁舎にて運用を開始します。
　外構工事については、令和7年7月31日までを工期として、引き続き実施します。
　庁舎移転に関するお知らせは、広報ながれやま、市HP、市公式LINE及び消防本部公式SNSを通じて、市民の皆様へ広く周知してまいります。

　次に、第50回消防救助技術千葉県大会の結果について申し上げます。
　5月22日、千葉県消防学校で第50回消防救助技術千葉県大会が開催され、本市消防本部東消防署兼任救助隊員のチームが「ロープ応用登はん」の部で、2年連続で第1位の成績を収めました。
　これにより、8月30日に行われる全国消防救助技術大会へ、同チームが昨年に引き続き出場することが決定しました。
　また、「はしご登はん」の部では第2位、引揚救助の部では第6位に、本市消防本部の出場チームがそれぞれ入賞致しました。