おおぐろの森中学校第2回地域ワークショップ報告

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ページ番号1032873  更新日 令和3年12月2日

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 令和3年11月11日(木曜日)に第2回地域ワークショップを開催しました。今回は、通学区域に関わる自治会等の地域代表やPTA代表の方々に参加していただき、開校後の教育活動に生かせる地域環境について協議しました。

 参加者には、3つのグループに分かれて大畔地区の自然や施設を見学していただき、地域の魅力を発見していただきました。その発見をもとに、おおぐろの森中学校に通う生徒に「触れさせたいもの」「学ばせたいもの」「調べさせたいもの」を考えました。

<各グループの視察場所・内容>

 「自然」グループ    ・・・大畔の森

 「文化・歴史」グループ ・・・森の美術館、大畔中ノ割遺跡調査結果説明、天神社

 「木造校舎」グループ  ・・・おおぐろの森小学校、おおぐろの森中学校建設現場

 

大畔の「自然」 ―大畔の森

 「自然」グループは、おおぐろの森中学校のすぐ裏手に当たる「大畔の森」を回り、豊かな自然環境を観察しました。大畔の森は、地権者の方々やボランティアの方々の御協力により保全されてきた森です。ヘイケボタルが生息し、付近でキツネが目撃されるなど貴重な自然が残っています。

 今回の視察では、大畔の森の環境保全に御尽力いただいている、里山ボランティア流山の生方会長に森の中を御案内いただき、森の動植物やボランティア活動について説明していただきました。

大畔の森ー湧水池

<参加者の声>

「大畔でホタルが見られることは知らなかった。夏の夕方~夜にホタルの鑑賞会ができたらすばらしいと思う。」

「ニホンアカガエルやウシタキソウなど、貴重な動物・植物があり、自然観察をしながら希少生物や生態系について学ぶことができる。」

大畔の森ー田んぼ

<参加者の声>

「里山ボランティア流山の方々が近隣小学校のために森の中に田んぼや畑をつくってくださっていると知り、すばらしいことだと思った。」

「里山ボランティア流山や流山ホタル野の方々がボランティアで自然を保護してくださっていること自体が、中学生の学びにつながる。地域ボランティアや自然保護活動を知るきっかけになる。」

 

大畔の「文化・歴史」 ―森の美術館、大畔中ノ割遺跡調査結果説明、天神社

 「文化・歴史」グループは、はじめに「森の美術館」を見学しました。森の美術館は、「自然を感じられる場所で美術作品を子どもたちに見てほしい」という森館長の方針の下、近隣の小中学生を対象とした鑑賞会なども開かれている美術館です。

 後半は、中学校建設地付近で、市立博物館の学芸員から「大畔中ノ割遺跡」の発掘調査結果を説明しました。おおぐろの森小学校・おおぐろの森中学校の校地からは、旧石器時代から江戸時代にかけての遺構や遺物が発見されています。また、視察の最後には、おおぐろの森中学校の校章デザイン(けやき、ふくろう)とも関わりのある「天神社」を見学しました。

森の美術館

<参加者の声>

「森の美術館は、地域の文化活動や教育に貢献していただいている美術館だと思う。そのような美術館が学校の目の前にある環境はすばらしい。」

「おおぐろの森小学校の児童が授業の一環で絵画鑑賞をし、画家の方とオンラインで交流をする企画があると聞いた。授業や部活動でそのような機会をいただければ、生徒の関心・意欲がとても高まると思う。」

 

大畔中ノ割遺跡調査結果説明

<参加者の声>

「学校が遺跡の上に立っていることを示すサイン(案内板)や、そこで出土した土器などの遺物を展示し、活用するとよい。」

「遺跡や校章デザインをきっかけに大畔地域に興味を持ち、地域の歴史を学んでいくことによって、生徒が大畔や学校を『ふるさと』と思い、愛着や誇りを持てるようになると思う。」

 

大畔の「木造校舎」 ―おおぐろの森小学校、おおぐろの森中学校建設現場

 「木造校舎」グループは、令和3年度に開校したおおぐろの森小学校と、現在建設工事中のおおぐろの森中学校を視察しました。両校の設計・監理を担当する株式会社日本設計の説明の下、校舎の特長や設計・建築の工夫を見て回りました。

 おおぐろの森小学校では、各教室に整備された「電子黒板機能付き壁掛けプロジェクター」や「みらいスクールステーション(校内自主放送機器)」を用いた教材提示・動画放送について、学校がオリジナル編集した動画を視聴しながら説明を聞きました。おおぐろの森中学校の各教室にも、同様の機器が整備される予定です。

おおぐろの森小学校

<参加者の声>

「木のぬくもりが感じられる教室や校舎はとてもよい環境だと思う。小学校には、校舎建築に使われた木材を示すサインがあり、木材や林業、森林環境保全などに興味・関心を持つきっかけになる。」

「教室のプロジェクターは画質が良く、数秒で起動することができる。授業で教材画像・動画を見せたり、タブレット端末の画面を映したりするなど、教育効果が期待できる。また、みらいスクールステーションと連動させて画像や動画を各教室に放送できるので、学校生活のさまざまな場面で効果的に使えると思う。」

中学校建設現場

<参加者の声>

「中学校も、木のぬくもりが感じられる校舎で学ぶことが期待できる。東棟の多目的ホールは、2階の天井まで吹き抜けの空間で階段状になるため、集会や歌声活動(合唱)など、さまざまな活動が行える場所になると思う。」

「みらいスクールステーションとプロジェクターを活用した、各教室への動画配信機能や中継放送機能はとてもよい。生徒数が多い大規模校となっても、動画配信や中継を工夫することで、学校全体の一体感を高められると思う。」

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