ぐるっと流山 心臓移植のため渡米していた金澤佳代ちゃんが無事手術を終え帰国

ページ番号30870 更新日 平成28年7月8日

活発でかわいらしい笑顔の佳代ちゃん

市長室を駆け回る佳代ちゃんの写真
市長室を駆け回る佳代ちゃん

 平成28年7月8日(金曜日)、心臓に重い病気を抱え、その治療のために渡米していた市内在住の金沢佳代ちゃん(2歳)が無事手術を終え6月22日に帰国し、日本での経過も良好なことから、ご両親と「かよちゃんを救う会」代表・佐藤典孝さんと共に市役所市長室を訪れ、元気な姿を見せてくれました。
 この日は、たくさんのメディアが取材に訪れ、大勢の人に迎えられた佳代ちゃんは、最初驚いた様子でしたが、徐々にその場の雰囲気にも慣れ、鼻歌を歌いながら市長室を走るなど活発な様子を見せてくれました。


ご両親と佳代ちゃん、救う会代表・佐藤さん、市長の写真

 井崎市長は「ご両親は本当に心配ばかりだったと思いますが、無事に手術が成功し、元気に帰ってきてくれたことを本当にうれしく思います。これまでつらい体験も多かったでしょうから、これからどんどん楽しいことを経験していってください」と話しました。


笑顔を振りまく佳代ちゃんの写真

 父・輝宏さんは「ドナーとなっていただいた方のご家族のことを思うと複雑な気持ちですが、少しずつ活発になっていく娘の姿を見ていると嬉しく思います。また、募金やさまざまな支援をいただいた皆さんに深く感謝をしています」と話し、母・亜矢子さんは「娘は約1年半ぶりに自宅に戻り、アメリカでは少しだった食事量も徐々に増え、話す言葉も急激に増えてきました。今後の生活ではもちろん制約はありますが、出来るだけ普通の生活をさせてあげたい」と話してくださいました。


金澤さんご家族の写真

 佳代ちゃんは、昨年の1月に「拘束型心筋症」という心臓の一部が硬くなり心不全につながる難病と診断され、早期の移植が必要とされていました。しかし、移植手術のために渡米し治療を受けるには、莫大な費用がかかることから、昨年4月から募金活動を始め、約2か月で目標の2億4,500万円を達成し、渡米し治療を受けました。移植手術は無事成功し、術後も良好でしたが帰国する直前に「小児総胆管結石症」を発症し、急遽延期に。治療のため胆のうの手術を行い、術後の経過も良いことから先月下旬の帰国となりました。


救う会代表・佐藤さんとご両親、佳代ちゃんの写真

 輝宏さんと亜矢子さんは「娘に命のバトンをくださったドナーとそのご家族の皆さん、そして、今まで支援いただいた皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに、成長を見守っていきたいと思います。また、私たちと同じ状況にあるご家族には、自分たちの経験を伝えるなどの方法で貢献していきたい」と話し、輝宏さんは「ハンディをものともしない子に」、亜矢子さんは「物怖じしない性格に」育ってほしいと笑顔で話してくださいました。
 佳代ちゃんは、移植手術に伴う検査や薬などと一生付き合うことになりますが、そのようなハンディはすべてはねのけてくれそうな笑顔でした。また、その笑顔は、これからたくましく成長するぞという佳代ちゃんの強さを表しているようにも見えました。


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