ぐるっと流山 流時の記録~又多洋一つくばエクスプレス建設現場の記録写真を展示

ページ番号35031 更新日 平成17年6月13日

13日から23日まで市役所で写真展

映画を見る子どもたちの写真

 「流時の記録~又多洋一つくばエクスプレス建設現場の記録写真」展が、平成17年6月13日(月曜日)から23日(木曜日)まで市役所で開かれています。つくばエクスプレスのスタートラインは昭和53年茨城県で県南西地域交通体系調査委員会が発足(第2常磐線構想)したことに始まります。
 常磐線の混雑緩和対策として第2常磐線、やがて常磐新線として誘致運動が盛んになる中で、当時の流山市長や流山市民は一丸となり、他市他県と連帯し、都心直通の新路線を、しかも市域中央への誘致に成功しました。あれから27年、ことし8月24日に待望のつくばエクスプレス開業を迎え、このまちの歴史が変わろうとしている中で、又多洋一さんは、「私は5年ほど前から線路築造工事写真や工事で失われていった原風景など、いろいろな写真を撮影しました」と語っていらっしゃいます。


作品の写真

 展示される写真は、大型重機、地下トンネル、巨大橋梁、働く人、甲種車両輸送、新造車両など約50点。「記録写真展は、工事関係の皆様さんや現場の皆さんの協力のおかげ。つたない作品ですが、往時の記録を振り返っていただければうれしい」と又多さんは写真展の開催にあたって呼びかけていらっしゃいます。撮影された又多さんは、一級建築士で土地家屋調査士などの資格を持ち、測量などをされるマタダ設計登記事務所を三輪野山で営まれていらっしゃる技術畑の人。それだけに、一般の写真愛好家の写真とは作風が一風異なり、被写体となる風景の水平や垂直が保たれているため見る者に安定感を与える写真です。


写真を鑑賞する市民の写真

 また、作品は、定点観測のような撮影が多く、工事によって変わっていく風景や時間を追って完成していく駅舎などが見事に記録されています。「地主さんの測量のために撮ったのがきかっけ」だそうですが、その数、約1万ショット。「ピントの甘いものなどもいれたら2万枚は撮っている」と笑いながらおっしゃいますが、写真を見せていただくと、そのご苦労は並大抵ではなかったことが想像できます。大きなクレーンで吊り上げられる駅の大型エスカレーター、他の電車に牽引されて運ばれるつくばエクスプレスの車両、地下工事、橋梁工事…。だれもが「貴重な記録として撮っておきたい」と思いながら「誰も撮っていなかった」二度と撮れない貴重な写真ばかりです。写真展は23日まで市役所の開庁時にご覧いただけます。ぜひ、ご覧ください。


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