ぐるっと流山 子どもサイエンスクラブ

ページ番号28802 更新日 平成18年1月30日

マーブリングでメッセージカードづくり 公民館のサイエンスクラブで小学生が挑戦

公民館の子どもサイエンスクラブ

 平成18年1月28日(土曜)、市中央公民館(文化会館内)で、子どもサイエンスクラブが開催され、小学1年~4年生19人が「マーブリングでメッセージカードづくり」に挑戦しました。


公民館の子どもサイエンスクラブ

 講師は、東京理科大学サイエンス夢工房のメンバーとして、大学の学園祭や流山市青少年相談員などで活躍されている山川幸子さん。工作や実験などを通して子どもたちに科学の楽しさや面白さを伝えています。昨年7月から毎月、線香花火やパタパタカレンダーづくり、オリジナルカラーろうそくづくりなどにチャレンジしてきた「子どもサイエンスクラブ」は小学生を対象としています。今回は美術などで用いられているマーブリングという手法でカードづくりに挑戦しました。


公民館の子どもサイエンスクラブ

 「お菓子のマーブルって知ってる?どんな模様してるかな」という問いかけから始まったこの日の講座。平安時代から行われていた「墨流」(すみながし)の技法を、簡単でカラフルにしたマーブリング。水面に絵の具を流してできる大理石(マーブル)のような模様を写しとってカードをつくります。かつては年賀状や暑中見舞いなどのはがきづくりの際にもよく使われた手法ですが、パソコンが普及した今日では、マーブリングやあぶり出しなどで手間のかかるはがきをつくる子どもも見かけなくなりました。参加者の中でマーブリングの経験者は1人。ほとんどの参加者が初めての体験です。


公民館の子どもサイエンスクラブ

 一通りの説明を受けたあと、まずはカード切りから始まり、次にバットに入れたせんたくのりに濃いめに溶いたアクリル絵の具をスポイトで落とし、楊枝で優しくかき回すと不思議な模様が浮かびます。その模様の上にカードサイズに切った紙を、そっと載せて模様を写し取り、しばらく乾かすと、世界でたった1枚だけのオリジナルカードの出来上がり。


公民館の子どもサイエンスクラブ

 絵の具と水の量の加減ひとつで、薄くなりすぎて模様が上手く吸い取れなかったり、ぐるぐるかき回しすぎて何の模様かわからなくなってしまった子がいたりとワイワイ賑やかなグループもありましが、枚数を重ねるごとに、じっくり色模様を作り上げている子どももいて、会場はだんだん工房の雰囲気に。


公民館の子どもサイエンスクラブ

 自分の作品を前に「星型のカードにする」、「部屋に飾るんだ」という子や「一番上手く出来たこのカードはママにあげるんだ」と嬉しそうに話してくれた子もいました。模様をカードに染み込ませながら、ほんのちょっとの不思議から生まれる心躍るひととき。子どもたちは、自分の作品を大事そうに持って帰りました。


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