ぐるっと流山 向小金わっしょい会

ページ番号20229 更新日 平成20年1月7日

わっしょい会が年越しでトン汁や甘酒 向小金の香取神社

香取神社の年越し

 JR常磐線南柏駅から徒歩約13分の向小金2丁目・香取神社では、大晦日から元旦にかけて、地域の若者たちで構成する「向小金わっしょい会」の皆さんが、参拝客に甘酒やトン汁などを振る舞いました。穏やかな天候のこの夜、マフラーや手袋、耳当てなどで身を固めた参拝客が、わずか1時間で約750人も参拝に訪れ、トン汁などで身体を内側から温めていました。


トン汁や甘酒で温まり

 星空が広がる境内では、大きな鍋の湯気の向うで、手を合わせて新たな年に願いや期待を込める善男善女が列をつくっていました。この神社の創建は1688年から1703年の元禄年間と伝えられ、旧向小金新田の産土神です。社殿は銅板葺入母屋造(平入、唐破風付)、本殿は大社造、明神鳥居と両部鳥居の2基(1基は朱塗)。末社には石祠、石像など多数が祀られ、神紋は賽銭箱に「丸に五三の桐」があります。


トン汁や甘酒で温まり

 門前は、旧水戸街道に面しているためか、境内には「一里塚」碑が設置され、また、国土地理院の一等水準点の標柱もあり、地理マニアにも人気のスポットです。蛇足ですが、1里塚とは、江戸時代、1里(4キロ)ごとに盛土し、そこに榎の木を植えて旅人の目印としたものです。


初詣

 香取神社は、千葉県香取市の香取神宮が大変有名で、関東を中心に全国に約400と言われ、向小金のこの神社の他にも名都借や青田、前ヶ崎、平方、木、北などにも香取神社があり、それぞれ地域の信仰を集めています。


初詣に長い列

 また、向小金の香取神社前を走る水戸街道(みとかいどう)は、江戸時代の五街道に準ずる脇街道のひとつです。江戸と水戸をつなぐ街道で五街道と同様に道中奉行の管轄に置かれました。本来、街道は行き先の名称を冠したため水戸側では江戸街道と呼ばれたそうです。現在では、国道6号の東京都墨田区向島~茨城県水戸市まで区間の愛称として用いられています。


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