ぐるっと流山 夫婦の旅の映画を上映

ページ番号18984 更新日 平成20年3月18日

夫婦の旅の映画を上映 流山の山本夫妻が柏で個人作品上映会

映画づくりの魅力を語る山本ご夫妻

 柏市みどり台の「ふるさと会館」で3月16日日曜日、鰭ヶ崎にお住まいの山本恵司さんご夫妻が制作されたビデオ映画の上映会が行われ、小学生から中高年者まで約50人が6本の映画を楽しみました。地域の民生児童委員や健康づくり推進員の方々で構成する町内会の「グリーンピース」(満島章代表)が企画されたもので、行楽の春を前に居ながらにして全国各地の旅行気分を味わっていただこうと、ドキュメンタリーや歴史ドラマなどが多い山本ご夫妻の作品の中から紀行映画を中心に上映されました。


多くの近隣住民が参加した上映会会場

 この日、上映されたのは、「宿場を行く」(長野)、「折々のとき」(長野、新潟、栃木、京都)、「山に舞う大漁旗」(宮城)、「越後路紀行」(新潟)、「奥能登」(石川)「田んぼの中のパン屋さん」(流山)の6本で、恵司さんの作品とお連れ合いの富士子さんの作品が交互に上映されました。山本恵司さんは、流山で撮った「田んぼの中のパン屋さん」が埼玉県教育長賞や全国コンクールで入賞するなど数々の全国レベルの入賞作品を制作されている方で、日本アマチュア映像作家連盟の幹事。20代のときから8ミリ映画や16ミリ映画の制作を続け、新選組や小林一茶など流山を舞台にした映画にも数多く挑戦しています。今回の上映会は紀行映画が中心でしたが、スクリーンに名所などが映し出されると「あ、ここ行ったことある」、「今度行ってみたいね」といった声があがっていました。


映画づくりの魅力を語る山本ご夫妻

 「山に舞う大漁旗」という作品では、カキ・ホタテの養殖に従事している畠山重篤さんが、家業のかたわら気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山へ植樹運動を続けている「森は海の恋人」運動にスポットを当て、柏市みどり台のご自宅から宮城に向かう落合宏さんご夫妻を追跡撮影されました。気仙沼湾は三陸リアス式海岸で、波静かな入り江は養殖漁場としても優れていています。しかし、経済発展に伴い赤潮が発生するなど環境は悪化。漁場は川が海に注ぐ汽水域に形成されていることから、川の流域に暮らす人々と、価値観を共有しなければ、きれいな海は帰ってこないと、大川上流の室根山に落葉広葉樹の森を創ろうと植樹祭が続けられています。このイベントに参加を続けている落合さんご夫妻を追いながら美しい海や山の風景映像を前面に紀行映画の形をとり、環境保全の問題提起を控えめに織り交ぜたドキュメンタリー映画に仕上がっています。


会場からは質問や感想も聞かれた上映会

 満島代表は「集会所があっても一度もお越しいただけない方もいらっしゃいます。いろいろな催しを工夫して、外に出ていただけるようにしたい」とあいさつ。山本さんも「自作映画は、撮影から編集、BGMの選曲、原稿の執筆から実際のナレーションまですべて手づくりですから固くなりがちな頭の体操になります。ビデオカメラをお持ちの方は、撮りっ放しではなく、ぜひ、映画にまとめてみてください」と呼び掛けていました。山本さんは現在、毎月第3土曜日の午後に市生涯学習センターで行われている「ビデオクラブ21」に参加されています。


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