ぐるっと流山 新川北部地区社協で災害講習会

ページ番号17186 更新日 平成20年6月30日

いつ起こるか分からない災害に備え 新川北部地区社協で講習会

非常用炊き出しご飯を

 6月29日(日曜日)、西深井福祉会館で「新川北部地区社会福祉協議会(吉田文男会長)」主催の介護教室「災害時に役立つ高齢者生活支援講習会」が開催されました。雨の降るあいにくの天候でしたが、52名の参加者が講習と実技体験で、いつ起こるか分からない災害への対処法などを学びました。


毛布を2枚使って

 講習会の講師は、日本赤十字社千葉県支部の掛川博子さんと埋金玲子さんです。災害時、体育館に非難した場合、高齢者は固い床の上でトイレを我慢したり、迷惑をかけたくないとじーっとしてしまいがちです。毛布にくるまっていて動かないと生活不活発病、エコノミー症候群になることがあります。遠慮しないで気軽にボランティアに声をかけたり、必要とされた時には積極的に手を貸したりすることが大切、と避難時のポイントを話されました。


実技指導を

 実技では、風呂敷を2枚使ってリックサックにする結び方。配布された毛布2枚を、1本の紐を使って動きやすくしかも保温に優れた着物のように変身させる巻き方。1枚の毛布を担架代わりにして怪我人を載せ揺れないように搬送する方法。三角巾を使っての止血の方法などを学びました。


地元消防団も参加

 この日は、地元の消防団第10分団(荒井敏和団長)」の団員たちも参加、ことし入団した新メンバーが紹介されました。予定では、毎年、市の操法大会で優秀な成績を収めているポンプ操法を実演していただくことになっていましたが、あいにくの雨で中止となり参加者たちも残念そうでした。同分団の皆さんは、地域で仕事が終わってから週2回訓練を重ねていらっしゃいます。


非常用炊き出し米を試食

 講演と実技の間に、前もって準備していた非常炊き出しのご飯が食べごろに。災害救援用炊飯袋に洗米と水を入れ袋の空気を抜き袋の口を輪ゴムで固くしめて沸騰した湯の中に入れ30分。その後、発泡スチロールの箱に入れ20分置いて出来上がりました。試食した皆さんは、「結構おいしいです。非常用とは思えない」と驚いた様子でした。


三角巾を使って

 講習会の締めくくりには、講師の2人から「きょう経験した事を地域の人に伝えてください。ぜひ、災害に強い地域づくりを」と呼び掛けられました。参加者からは、「役立つことが楽しく学べて良かった。地域の催しに参加するたびに、地域のつながりができているように思えます」と感想が聞かれました。


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