ぐるっと流山 高校生が演劇を上演

ページ番号17017 更新日 平成20年7月18日

夏休みに高校生が「語り継ぐべき詩」を上演 公民館の学校開放講座

8月2日の公演に向け

 夏休みを前に県立流山おおたかの森高校では、演劇部による「語り継ぐべき詩(うた)」の練習に熱が入っています。公演内容は、戦時中の人々の暮らしを描いた手記をもとにしたもので、原作は、昭和55年発行の「戦争中の暮しの記録」(暮しの手帖社)を、県高等学校演劇連盟常任理事で同校演劇部顧問の石山清貴教諭が抜粋し構成・脚色したものです。現在の構成では10場からなる1時間を越える内容となっています。夏休みに家族で平和の尊さを考えていただく企画をと、公民館と流山おおたかの森高校の協働で開催するものです。


練習に熱が入り

 流山おおたかの森高校は、今春、流山中央高校と流山東高校が統合されたものですが、両校演劇部はこれまで統合に向けて交流を続けてきました。流山東高校演劇部は、これまで年6回程度の公演を行っていた活発な部。平成18年県高校演劇研究中央発表会で3位、平成19年は4位、昨年8月に都内で行われた高校演劇サマーフェスティバルでも上演した実績もあります。また、7月5日にTBSで放送された「ルーキーズ」ではエキストラ出演するなど活発な部活動を展開しています。


夏休みに親子で鑑賞できるように

 ことし3月の「流山東高校さよなら公演」では、流山東高校演劇部1年生8人と、流山中央高校演劇部の2人が一緒に干し芋作りや空襲警報、学童疎開などをオムニバスで演じ好評を得ました。今回の公演では、3月に行った公演内容をよりわかりやすく演出し、夏休みに家族連れが鑑賞できるようなものを提供したいと、さつまいもなどの小道具を手づくりするなど張り切っています。


台本

 平成3年生まれの松丸成美部長(16)は、「戦争というと沖縄や広島ばかり連想しがちですが、身近な東京で悲惨な空襲があったことなどを再確認しました」と語ってくれました。お邪魔した7月16日(水曜日)は、1・2年生の部員22人が、部室がないため暑い昇降口で台本を片手に練習を続けていました。部員の皆さんは「大切な人々と支えあい一緒に生きられる幸せを考えていただけるような舞台を演じていきたい」と抱負を語ってくれました。


細かいチェックをしながら

 当日、ホール入り口のホワイエでは、流山市が主催する平和ポスター展も同時開催されます。流山市は、昭和62年に市制施行20周年を記念し「平和都市宣言」を行いました。平成16年度からは、市民による手作りの千羽鶴を小学生が広島平和記念公園に直接届ける事業を続け、ことし5月には市内で初めて北部中学校が修学旅行先を広島にするなど、市民の平和への想いが広がりをみせています。公演は、8月2日(土)15時から流山市文化会館で開催されます。入場無料、申し込み不要。お問い合わせは文化会館04-7158-3462へ。


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