ぐるっと流山 わたしへのごほうび講座

ページ番号16988 更新日 平成20年7月31日

「わたしへのごほうび講座」に29人のママたちが ~子育てママのエンパワーメントを支援~

ワークショップで

 「固定的な役割分担意識が深く浸透している社会の中で、子育てに振り回されていないか」、「自分の生き方はこれでいいの?社会から隔離されているようで不安、夫との関係は・・・」と日々悩むことの多い母親たちに、さまざまな情報を提供することにより、仲間と一緒に語り合いながら悩みのもとに気付き、家庭だけでなく自分育てについても考え、新たな一歩を踏み出すきっかけにと、「わたしへのごほうび講座」が企画・開催されました。


楽しく講義も

 この講座は、ことし4月から市のアウトソーシング計画の一環として、男女共同参画事業を受託した市民団体と市の協働事業で行われたものです。6月から7月にかけて、連続7回の長期講座で開催されました。参加されたのは、1歳10か月から3歳まで子を持つ母親たち29人と幼児30人です。


ワークショップで

 はじめは子どもより母親の方が保育室に預けるのが不安で離れがたく思っていたようで、なかなか保育室から講座室に移動できない方もいましたが、やがて子どもを安心してみてもらえることが分かると、子育ての悩みや自分の将来のことなどグループ別に活発な意見交換やグループ発表をしていくうちに、参加者の皆さんの顔にも笑顔が多くなりました。1回目から4回目までの講師は、NPO法人子育て支援ネットワーク理事長の荒久美子さんと石川静枝さんが務めてくださいました。


講師の矢口さん

 7月18日には、「現代母親事情~子育てと自分育てと~」と題したテーマで公開講座が行われました。講師は東洋大学教授の矢口悦子さん。連続講座参加者のほかに一般応募した方を含め、約40人の方が熱心に耳を傾けました。パワーポイントを使いながら。現代の母親が置かれている状況を社会の諸問題と重ね合わせ、母親とは…と考えさせられる内容で参加者にもとても好評でした。最後にイギリスで母親の子育てを孤立させないための地域支援システムが紹介されました。


子どもたちも回を重ねるごとに楽しみに

 最後の講座のテーマは「自分の夢を語る」でした。講師は、社会教育指導員の三輪多恵子さん。これまで話し合ってきた自分の夢をそれぞれに短冊に書き、皆さんの前で発表しました。アンケートでは、「7回通うと毎週南流山センターにくるサイクルに慣れて、子どもも楽しみにしていました」、「自分を見つめる時間が作れてよかった」などの感想が寄せられました。


保育は楽しく

 保育の利用に安心感が得られるように、初回は親子が一緒に、2回目には保育を45分と段階的に保育時間を増やし、5回目からは2時間の保育を行いました。一時保育は初めてのお子さんも、最初は知らない保育者とお友だちにとまどい、大泣きをする子もいましたが、しばらくすると元気にゲームやおもちゃで遊びながら母親のお勉強が終わるのを待つことが出来るようになりました。講座終了後に母親が迎えに行くとまだ遊んでいたい様子で、「いままで私にベッタリだったのに、すごい進歩です」とわが子を感心される方もいらっしゃいました。


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