ぐるっと流山 手づくりの木製すべり台を寄贈

ページ番号15241 更新日 平成21年5月12日

手づくりの木製すべり台を寄贈 「おもちゃのおじちゃん」島津さん

島津さんの手づくりすべり台と三輪車

 5月11日月曜日、文化会館3階の「ひだまりルーム」に手づくりの幼児用すべり台が寄贈されました。ご寄贈くださったのは、子どもたちから「おもちゃのおじちゃん」と親しまれている美原の島津弘明さん。これまでも保育所や幼稚園などに手づくりの遊具を贈ってくださっています。今回、つくっていただいたすべり台は、角のない安全なつくりで、製作者のお人柄と木のぬくもりを感じるすべり台です。


手づくりすべり台で遊ぶ子どもたち

 翌12日火曜日には、子育てサロンが行われ、集まった乳幼児やお母さんたちは新しいすべり台に大喜び。時間より早めにひだまりルームに来たお子さんたちは、早速、すべり台や三輪車など、島津さんがつくってくださった木製遊具で夢中になって遊んでいました。お母さんたちも「小さな子にピッタリの大きさで、つくってくださった方のお気持ちが伝わってきますね」と感想を聞かせてくださいました。


子どもたちと遊ぶ島津さん

 ひだまりルームは、平成13年のボランティア国際年に公民館が主催した「保育ボランティア養成講座」に参加された受講者が中心になって結成された保育ボランティア「ひだまり」の皆さんと公民館との協働で運営しています。「そこに行けばだれかいる」という子育て中のお母さんたちの交流の場をつくろうと始められたもので、使われなくなった玩具や絵本、ベビーベッドなどを寄贈いただいてつくったのが「ひだまりルーム」です。これまでにお寄せいただいた善意の中にもプラスチック製のすべり台はあったのですが、利用頻度が高いこともあり壊れてしまい、新たなものを求めていた矢先のご寄贈です。


島津さんの大型遊具で遊ぶ子どもたち

 すべり台をご寄贈くださった島津さんは、市内美原で有限会社シマズ電気サービスを営むかたわら、取り引き先や工事先で出た木材の廃材を集め、木製の大型遊具を製作するのがご趣味。子どもたちの笑顔が好きという島津さんは、市内外の子どもが集まるイベントでは自ら運転するトラックに手づくりの大型木製遊具を積んでボランティアで子どもの遊び場を提供してくれています。流山市をはじめ我孫子、野田、柏などのイベントで大きな木製遊具を積んで、地域のまつりなどを盛り上げてくださっていますが、子どもたちを見守ってくれるボランティアの不足が悩みだそうです。


島津さんも参加したマブイまつり

今回の寄贈に先立ち、前日の10日日曜日には、平和台2号公園で「流山マブイまつり」が行われ、島津さんの大型遊具で元気に遊ぶ子どもたちの姿が見られました。マブイまつり実行委員会(鈴木利枝代表)が、平和都市宣言の街・流山で「地域から平和を」と呼び掛け、毎年5月に開催しているものでことし9回目。マブイとは沖縄の言葉で「魂」、「心」というような意味です。太平洋戦争で、国内唯一の地上戦があった沖縄の民謡や料理を楽しみながら平和について考えようと、社会福祉協議会の協賛などを得て続けられているもので、島津さんも毎年、大型遊具を持参して子どものコーナーを盛り上げてくださっています。


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