ぐるっと流山 ゆうゆう大学耳で読む太宰治

ページ番号15172 更新日 平成21年5月28日

耳で読む太宰治を楽しむ ゆうゆう大学で梅田宏さんを講師に

ゆうゆう大学の講座

 5月28日木曜日、北部公民館で「流山市ゆうゆう大学」の選択科目「文学」が行われ、30人の中高年の皆さんが「耳で読む太宰治」を楽しみました。ゆうゆう大学は、60歳以上の市民の皆さんを対象とし、必修科目と選択科目からなる2年制の公民館事業です。選択科目にはパソコンや史跡散策、レクリエーションなどがあり、この日、行われたのは、生誕100年を記念して開催されている太宰治文学の世界。
 


梅田宏さんを講師に

 太宰治が、明治42年(1909年)6月19日に生誕して100年。1933年より小説の発表を始め、主な作品に『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『斜陽』『人間失格』などがあります。諧謔的、破滅的な作風で、坂口安吾、石川淳などともに新戯作派、無頼派とも称された作家です。昭和10年(1935年)に「逆行」が第1回芥川賞候補となりましたが、この日は、逆行に収録されている「蝶蝶」「決闘」「くろんぼ」を講師の梅田宏さんが朗読し、解説しました。


太宰治の作品を朗読

 講師の梅田さんは、野田や流山を中心にタウン誌「月刊とも」を発行し、劇団彩を主宰しています。昨年末には、公民館と江戸川大学流山おおたかの森サテライトセンターとの共催による裁判員制度を考える朗読劇を演出され好評を得ました。梅田さんは、映画「ぐるりのこと」、「ハッピーフライト」、「大阪ハムレット」、「百万円と苦虫女」をはじめテレビ「涙そうそう」、「ウルチョラ・セブン~瀕死体験」、「ドウニチラブ」、「夢のカリフォルニア」、舞台では「木に花咲く」、「哀愁のムーランルージュ」などで活躍されている俳優でもあります。


ゆうゆう大学の生徒30人が太宰を学ぶ

 中高年の皆さんを中心に朗読が人気です。8月1日には、森の図書館で原爆写真・ポスター展に合わせた朗読が予定されているのをはじめ、初石公民館にある軽食喫茶「キッチンよつば」では、今夏からコーヒーを楽しみながら朗読も楽しめるイベントを定期的に開催しようと準備が進められています。梅雨入りも間近、晴耕雨読ではありませんが、文学に親しむ季節です。


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