ぐるっと流山 モンゴル遊牧民のしらべ

ページ番号15170 更新日 平成21年5月29日

市民の手でチャリティコンサート モンゴルの馬頭琴を楽しむ

生涯学習センターでチャリティコンサート

 5月28日木曜日、生涯学習センターで「国際交流チャリティコンサート“モンゴル遊牧民のしらべ”」が行われ、約300人の皆さんが馬頭琴などの演奏を楽しみました。このコンサートは、モンゴルの心臓病の子どもたちを応援するために市民の皆さんの手で開催されたものです。高い標高に強い風、寒暖の差などさまざまな条件が重なり心臓病を患って生まれてくる子どもが少なくないモンゴル。流山市では、4年前に在日モンゴル大使館などの全面的な協力を得て、心臓病救援コンサートを開催し大きな反響を呼びました。


満席の会場

 ことし5月、その当時のチャリティコンサートメンバーの一人、アマルトゥブシンさんが来日されたことから、市内にお住まいのヴァイオリニスト・アントニオ斉藤さんやそのお友達のピアニスト・林久美子さん、パーカッション&マリンバ奏者・針生公博さんらがチャリティコンサートを市民の手でと企画されました。千葉県立流山おおたかの森高等学校の若い皆さんのご協力をはじめ「モンゴルの蒼い風」や「国連支援交流協会流山支部」、「流山おおたかの森駅ライブ実行委員会」など市内各団体との協働で生涯学習センターが開催した国際交流事業です。


ヴァイオリンと馬頭琴のコラボ

 友情出演されたアマルトゥブシンさんは、モンゴル国文化功労賞を受賞された馬頭琴奏者で、モンゴル国アルハンガイ県出身。02年には「JAL音舞台」法隆寺コンサートで楽団アジナイホールのメンバーとして東儀秀樹、ホセ・カレーラスらと共に出演し、NHKでも特集番組が放送されました。世界的チェロ奏者ヨーヨー・マが企画統括責任者を務めたザ・シルクロード・プロジェクトのスミソニアン・フォークライフ・フェスティバルでヨーヨー・マはわざわざ彼を招請、元ちとせのアルバム「ハイヌミカゼ」でも演奏しています。


アントニオ斎藤さんが進行

 コンサートは二部構成で、第一部では、「心のシルクロード」と題し、浜辺の歌や月の砂漠、武田の子守唄など日本の曲を中心に演奏。アマルトゥブシンさんも日本の袴で登場。「モンゴル遊牧民のしらべ」と題した第二部では、アマルトゥブシンさんもモンゴル民族衣装で登場し、「心のゴビ」や「優駿」、「昇る太陽」などのモンゴルの曲を中心に披露。楽しいトークも加わって和やかなステージが展開されました。


馬頭琴の調べ

 アンコールでは、「千の風になって」が演奏され、曲が始まるとボランティアで会場設営などを手伝っていた流山おおたかの森高等学校の合唱部や演劇部の生徒さんたちが立ち上がってコーラスをリード。あらかじめ配布されていた歌詞カードを手に300人の皆さんの大合唱となり、ステージと客席がひとつになって盛り上がりました。エンディングでは、大きな拍手や歓声と共に、モンゴル衣装を着た市民ボランティアの皆さんから花束が贈られました。この模様は、5月29日金曜日、JCNコアラ葛飾の「デイリーニュース」で放送される予定です。(写真はグッドモーニング編集室提供)


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