ぐるっと流山 SFS合奏団設立20周年コンサートに向け
ページ番号7280 更新日 平成23年2月28日
弦楽合奏と朗読で記念コンサート 3月29日の本番に向け練習に熱
SFS(サン・ファミリー・ストリングス)合奏団の設立20周年記念コンサートを1か月後に控え、メンバーの子どもたちの練習にも熱が入っています。2月27日には、森の図書館視聴覚室で3時間に渡り合奏練習が行われました。SFS合奏団は、流山市をはじめ近隣市の小中高生約30人が所属する、バイオリンなどの弦楽器の合奏団です。
今回の記念コンサートでは、演奏だけではなく朗読も交えた音楽物語「3つのオレンジの魔法」が披露されます。イタリアのある王国を舞台に、王子が出会った魔法の数々が軸となってストーリーが展開されるそうで、子どもたちは、演奏だけではなく仮装にも挑戦するとのこと。演奏曲は、ショパンの「幻想即興曲」やヴィバルディの「バイオリン合奏協奏曲ト長調」「弦楽のための協奏曲ト長調」などが予定されています。
この日の練習では、当日に朗読を担当する日本大学芸術学部映画学科演技コースで学ぶ学生らも参加して、合奏と朗読を合わせながらコンサートの構成も考えての練習となりました。昨年の夏からコンサート曲を練習してきたという子どもたちは曲の演奏はほぼ完璧で、あとはいかに朗読される物語に演奏の気持ちを合わせられるかが練習のポイントだったようです。
合奏団代表の植田しづかさんは、江戸川台在住のバイオリン講師で、新川小学校と北部中学校で公立校初のバイオリンクラブを開設し指導するほか、福祉施設でボランティア演奏するなど地域での音楽活動にも大きく貢献されています。また、同合奏団はこれまで、植田さんが個人的に運営してきたものですが、内容の充実と活動の幅を広げ長く継続させるため、一般社団法人の申請を行い今年1月に受理されました。植田さんは、「社団法人としての新たなスタートをきる記念のコンサートともなりました。朗読と合わせることで、子どもたちの気持ちのこもった演奏を聴いていただきたい」と語ってくださいました。
3歳からバイオリンを習い始めたという西深井小4年の豊田彩楓さんは、「バイオリンは上達するのがすごく良く分かるので練習しがいがあります。コンサートでは演奏とともに朗読も楽しんでほしい」と語ってくれました。将来は、プロのバイオリニストになりたいそうです。
おそらくご両親が音楽を学んで欲しいと付けた名前ではと思わせる東深井中1年の水沼響君は、「感情をこめて弾けるよう練習してきました。当日は、とにかくいらっしゃった皆さんに楽しんでいただきたい。そのために一所懸命演奏します」と意気込みを話してくれました。バイオリンの響の美しさが好きだそうで、できる限り続けていきたいとのことでした。
当日に向けてこれからも練習は続くそうですが、同合奏団では、コンサート本番を前に3月21日(祝日)、生涯学習センターで障害をおもちの方や中学生以下の子どもたち、高齢者を対象に無料で公開リハーサルも開くそうです。時間は午後1時から2時30分まで(午後0時30分開場)、入場無料で申し込みも不要。なお、ご招待している関係上、優先して障害をおもちの方に入場いただくとのこと。本番は有料コンサートのため未就学児は入場できませんが、このリハーサルは入場できるので、ぜひ小さなお子さんもどうぞ。問い合わせは生涯学習センター(電話:04-7150-7474)まで。
SFS合奏団20周年記念コンサート(市教委後援)
- 日時:3月29日(火曜日)午後6時30分開演(午後6時開場)
- 場所:さわやかちば県民プラザ(柏市)
- チケット:前売り1,000円(当日1,200円)(注)全席自由、未就学児は入場不可
- プレイガイド:江戸川台アンテナショップ・古谷(電話:04-7151-0450)、弦楽器専門店アントニオ・斉藤(電話:04-7150-3939)
- 問い合わせ:同合奏団・石山(電話:090-8015-6292)
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