ぐるっと流山 国際交流サロン「布で作る雛人形」

ページ番号7274 更新日 平成23年2月4日

27人が布でお雛様作りに挑戦

布で作るおひな様

 2月2日(水曜日)今年初めての国際交流サロン「布で作る雛人形」が開催され、外国の方9人を含む27人が雛人形の作成に挑戦しました。サロンは、流山市国際交流協会と公民館が共催で行っているもので、今回は文化会館が工事中のため生涯学習センターへ会場を移して行われました。


27人が参加

 講師は小田原在住のキルトの先生小塚明子さんです。雛人形を作るのに使う正絹やちりめん等いろいろな布や細かい材料は、事前にスタッフが揃え、一人一人用の袋に詰めて用意されています。お内裏様とお雛様両方を時間内に作るのは無理なので、今日は女雛を作りました。


キルト綿や絹で作ります

 まず女雛のからだを綿棒にキルト用の綿をしっかり巻いて作ります。次に顔の下に襟を5枚、配色を考えて少しずつずらしてボンドをつけながら重ねていきます。襟を巻いたからだに形を作っておいた帯を巻いて土台にボディーをつけます。着物地を二枚中表に重ねて縫って表に返して閉じたものを二枚作ります。一枚ずつずらしてボディーの後ろから着せボンドで固定します。着物の胸元に穴をあけ、飾り糸を通し結びます。髪をボンドで付け、飾り糸で結わえ、毛先を切り、冠をボンドでつけて出来上がりです。


お内裏様は自宅で挑戦です

 外国出身者はもちろん日本人でも自分で布のお雛様を作るのは初めての人たちばかりです。見本のお雛様を見ながら、スタッフや参加者同士のおしゃべりを楽しみながらの作製です。着物の生地がつるつる滑りやすいので、合わせて縫うのが大変だったという方も多かったようですが、できあがった作品は、どれも素晴らしい出来栄えでした。


布の色を変えると印象も変わります

 外国出身の方々は、日本の着物にもあまり馴染みがなく、ましてや着たこともないので、例えば「左前」と言われても意味がよくわからない方がほとんどですが、こうしたところで日本文化を知ってもらう良い機会になったようです。男雛は髪の代わりに細い発砲スチロールをかぶせ、後ろの部分に細長い黒いフェルトを貼るそうで、皆さんひな祭りの前に自宅で作ってみようとおっしゃっていました。


十二単はうまくできたかな?

 国際交流サロンは日本と外国の文化をお互いに知り合うことで相互の理解を深め、市内にお住まいの外国出身者を含めた市民の交流を広げることを目的に毎月1回開催しています。次回3月のサロンは「折り紙を折ろう」です。日本のお馴染みの折り紙を使って、素敵な箱やこまやおしゃれなようじ入れ等を教えていただきます。会場は同じく生涯学習センターです。参加希望者は電話で文化会館(電話:04-7158-3462)へお申込みください。


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