ぐるっと流山 猪俣猛さんジャズ講座

ページ番号7264 更新日 平成23年2月14日

What's Jass~ヒストリーオブジャズ日本編  熱きドラマー・猪俣猛さんの講座

猪俣猛ジャズ講座の写真

 雪の降る2月11日、流山市生涯学習センターホールを会場に、日本を代表する熱きドラマー・猪俣猛さんによるジャズヒストリー講座2が行われました。


日本人ジャズミュージシャンを紹介の写真

 この講座は、猪俣さんのトークと秘蔵の映像でジャズの魅力を紹介するフィルムコンサートです。昨年には講座第1弾として、アメリカニューオリンズ発祥のジャズの歴史を紹介、今回は「What’s Jazz ~ヒストリーオブジャズ日本編」と題して、日本で活躍したジャズミュージシャンを毎回紹介しています。第1回目(1月29日開催)ではドラマーのジョージ川口さんを取り上げ、2回目のこの日は、世界的なテナーサックス奏者・松本英彦さんの魅力が紹介されました。


フィルムコンサート形式での講座の写真

 昭和元年生まれ、岡山県出身で「スリービー松本」の愛称で親しまれ、戦後ジャズをジョージ川口さんとともに引っ張ってきた松本英彦さん。松本さんが70歳の時の映像では、猪俣猛さんも松本さんも大病を克服した後の演奏シーンでしたが、そんな気配を感じさせないエネルギッシュな演奏に会場の方々は引き込まれて観ていました。前田憲男さんや猪俣さんを育ててくれた西条孝之助さん(テナーサックス)などが加わったスリーサックスでの「blues up and down」や、ビッグバンドに松本英彦さん、西条孝之助さんのお2人が加わっての「it’s all right with me」など、生演奏を鑑賞しているような錯覚に陥る映像でした。


猪俣さんの熱いトークの写真

 松本英彦さんは、「プレーヤーは客がいて成り立っている。自己主張の塊でなく、媚びずに、客に喜んで貰える、聴いてもらえる演奏を」とプロミュージシャンの心構えを猪俣さんたち後輩に話してくれたそうです。ジョージ川口さん、松本英彦さんは恩師。西条孝之助さんはチャンスを与えてくれた人、前田憲男さんは音楽的に成長させてくれた人、と感謝しつつ、「好きなジャズで生きていけることが嬉しい。後輩に伝えていきたいし、育てていきたい」と猪俣さんは語っていました。


生演奏のような迫力のある映像の写真

 映像の最後には、猪俣さん一押しの松本英彦さんのソロで「ふるさと」の演奏シーンを紹介してくれました。猪俣さんが「これを聴いたときゾ~っとした」と話すとおりの名演で、「ふるさとってこんな曲だったんですね、素晴らしい音色に心を奪われました」と感激した様子の方もいました。


講座の様子の写真

 次回は、2月26日(土曜日)午後1時から。レイモンド・コンテや世良譲さんのよきスイング時代の映像を紹介します。そして最終回は3月19日(土曜日)に開催します。1回ごとの受講(受講料1,000円)も歓迎ですので、1度、猪俣猛さんが案内するジャズの世界、魅力に浸ってみませんか。お問い合わせは、流山市生涯学習センター(電話:04-7150-7474)までどうぞ。


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