ぐるっと流山 子ども囃子が22年ぶりに復活

ページ番号7115 更新日 平成22年7月20日

22年ぶりに子どものお囃子が復活 6人の小学生が大太鼓や締太鼓を山車で披露

雷神社ふれあい夏祭りの写真

 7月18日に行われた鰭ヶ崎「雷神社ふれあい夏祭り」で、子ども囃子が22年ぶりに復活しました。2年に1回行われるこの夏祭りでは、古くから子ども囃子が山車に乗り神輿を盛り立てるのに一役買っていましたが、お囃子の伝承者の山崎氏の逝去などにより、昭和63年に行われた祭りを最後に子ども囃子は行われなくなっていました。

 以降20数年、祭りのお囃子は山崎氏ともゆかりの深い赤城保存会により行われてきました。しかし、子ども囃子の復活を望む声を受け、赤城保存会の中村智さんが、雷神社の社務所を利用し子どもお囃子教室を開講。現在小学生を中心とし、8人の子どもがお囃子の技術を受け継いでいます。


お囃子を奏でている様子の写真

 お囃子は、大太鼓1基、締太鼓2基、鉦(かね)、篠笛の五人囃子からなり、山車の中で6人の子どもはくるくると楽器を交代しながらお囃子を奏でます。曲は、「四丁目」、「投げ合い」、「投槍」など神輿を担ぐのを元気付ける軽快なお囃子ですが、楽譜らしいものは無いそうで、直接曲を聞くことで受け継がれていくそうです。


楽しく練習をしている様子の写真

 神輿が出発する前の時間に、山車に乗って曲を奏でる子どもたち。その音に合わせ、近所から続々と子どもたちが集まります。大太鼓、締太鼓、鉦(かね)の3種類を演奏した鰭ヶ崎小・4年生の吉山絹乃さんは「けっこう上手くできました。練習も楽しいし、お祭りも楽しい」と、本番のお囃子は赤城保存会の皆さんに任して、今度は山車を引くのに参加です。


夏祭りの写真

 子どもお囃子教室は昨年8月に開講し、子どもたちは11月の市民まつりにも出演。今回の雷神社の祭りの曲は今年5月から練習を重ねてきたそうです。赤城保存会の中村智さんは「何よりも、子ども囃子がこうして復活できてほっとしています。これからも、雷神社の子ども囃子が地域の伝承として長く続いてくれると嬉しいですね」と話してくださいました。 この日の模様は、JCNコアラ葛飾でも取材され、7月19日のデイリーニュースで紹介されました。放送後は同社ホームページのBBコアラのコーナーでもご覧いただけます。


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