ぐるっと流山 森の図書館に音声・拡大読書機導入

ページ番号7078 更新日 平成22年8月20日

音声・拡大読書機「よむべえ」を導入 視覚障害者を対象に9月11日から森の図書館で

よむべえの専用スキャナーと専用モニターの写真

 森の図書館では、視覚に障害をお持ちの方が、より読書に親しめるよう音声・拡大読書機「よむべえ」を9月11日から導入します。「よむべえ」は、活字の文書を専用のスキャナーで取り込み、活字を拡大してモニターに表示するとともに、音声データ化して読み上げる機械です。また、音声データは、専用の再生機に入れ持ち歩くことも可能です。利用には、前日までに事前申し込みが必要です。


ピアカウンターの皆さんの写真

 公立図書館でこの機械を導入しているのは、県内では県立中央・西部図書館と成田市、銚子市で、森の図書館での導入はこれに続くものとなります。特に森の図書館では、機器の操作の説明などを、視覚障害をお持ちの「ピアカウンター」と呼ばれる方が行うことで、機器の使い方などを同じ目線で紹介することができ、より分りやすい説明ができると期待されています。


書籍をスキャナーで読み取るようすの写真

 ピアカウンターのひとり、細田賢治さんは「最近の読み上げ機器のレベルアップには驚くものがあります。スキャナーによる読み取りのため、書籍はもちろん、先々は、他人に見られたくない手紙や通帳などにも利用することが考えられ、視覚障害者の活動の幅が広がるのではないかと期待しています」と話してくださいました。


手前が専用の再生機の写真

 この日は、新聞社など報道を招いて、ピアカウンター4人が視覚障害をお持ちの方に使用方法の実演を行うお披露目会が行われました。文庫本をスキャナーに設置し読み取ると、モニターには大きな活字が画面いっぱいに表示されます。視覚障害の度合いにより、拡大文字を読む方もいれば、もちろん読み上げにより文章を楽しむことも可能です。


ピアカウンターの細田さんの写真

 図書館では、昨年、故・栗山富郎さんからの寄贈を受け、森の図書館・北部公民館・生涯学習センターの3施設に電子書籍の音声変換ソフトによる「音声読書」コーナーを開設するなど、家に閉じこもりがちな視覚障害をお持ちの方が、外に出てみようと思える「情報バリアフリー化」を進めています。また、9月1日にはクラシック音楽を中心に60万曲以上の音楽を自宅パソコンで楽しめる、県内公共図書館初の「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」サービスも開始します。問い合わせは、森の図書館(電話:04-7152-3200)へ。


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