ぐるっと流山 中村哲夫さんらの手づくり本展示

ページ番号7074 更新日 平成22年8月24日

森の図書館ギャラリーで「手づくり本」展示 世界で1冊だけの本の世界を楽しんで

美しい手づくりの本の写真

 今年は国民読書年です。これにあわせ森の図書館では、ギャラリーのガラスケースに「中村哲夫さんの手づくり本」を展示中です。この展示は、6月に中央図書館で開催したところ、森の図書館でもぜひ、という利用者の皆さんの希望にお応えして実現したものです。


「文字の絵本」の写真

 中村哲夫さんは、昭和13年生まれ、日本建築学会会員のグラフィックデザイナーで旅行作家としても活躍中です。柏市にお住まいで、流山市とは、流山博物館友の会の会員というご縁があります。


「ひげ爺さんの遊々散歩」の写真

 著書には、「郷愁をよぶ町」「明治の学舎」「千葉の建築探訪」ほか多数あります。また、現役引退後に世界で1冊だけの本を作ろうと、ご自身が雑誌のグラビア等で撮影した取材記録や旅先での珍聞、デザイン活動の記録、取材や仕事で交際のあった名士の名刺と取材記事や作品などを題材に、まとめ始めたそうです。


ギャラリーいっぱいの作品群の写真

 多数の作品の中から、森の図書館では「文字の絵本」(漢字をデザイン化した絵本)、「絵本ひげ爺さんの遊々散歩」(中村さんがデザインしたカレンダーの絵を絵本化)、「郷土玩具」(郷土玩具100点をイラストと解説で紹介した絵本)など20点以上を展示しています。


青木更吉さんの作品の展示の写真

 また、中村さんに影響を受けた流山博物館友の会会員の青木更吉さんも、「川柳和平句集」2冊を制作し展示しています。中村さんは、「造本が難しければスケッチブックなどを利用して自分だけの本を作ることもできます」と紹介されています。ギャラリーを見学していた方は、「中村さんの視点で書いた文字の絵本はユーモラスで楽しいですね」と手づくり本の自由な世界を楽しんでいました。この展示は8月29日(日曜日)まで見学可能です(午前9時から午後5時)。問い合わせは森の図書館(電話:04-7152-3200)まで。


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