ぐるっと流山 第34回流山花火大会

ページ番号7073 更新日 平成22年8月23日

スカイミュージカルに大きな拍手と歓声 三郷市と同日開催で1万発を楽しむ

花火大会の写真

 夏の夜空に色とりどりの大輪を咲かせる花火。夏の風物詩として市民はもとより近隣のたくさんの方々に親しまれている「流山花火大会」が今年34回目を迎え、夏休みも終盤となる8月21日(土曜日)、流山市流山の江戸川堤で盛大に行われました。今年も、埼玉県三郷市の「みさとサマーフェスティバル花火大会」と同日開催となり、両岸合わせて約21万7千人の観客が訪れ、流山市が打ち上げる5千発と三郷市側の5千発で合計1万発の花火を楽しみました。


ジェットリオの写真

 午後7時15分からの花火打ち上げを前に、午後6時からは江戸川側の土手下のスペースに設けられた特設ステージで「リバー・サイド・コンサート」が開催されました。出演された4組のミュージシャンの皆さんは、流山出身だったり流山がデビューであったりと、いずれも流山に深い関係のある皆さんです。トップバッターは、リーダーが流山出身という「ジェットリオ」。メンバーは大学時代のバンド仲間で、ジャズのスタンダードナンバーをゆかた姿で元気よく披露してくださいました。


サプライフの写真

 続いては、今年4月のミュージックin南流山ステーションにも出演された「紙子(かみこ)」さん。自らを「夢見る腹黒弾き語リスト」と称し都内を中心に活動を続ける女性で、この日もエネルギッシュなライブで観客を魅了しました。次は、ボーカルの美保さんが流山出身という「サプライフ」が登場。都内のライブハウスなどで精力的な活動を続け、昨年9月には「Dive Into Your Heart」と「サマリズム」の2曲をリリース、メジャーデビューも果たした3人のユニットです。美保さんの伸びのある歌声が、江戸川堤に響き渡りました。


知里の写真

 リバー・サイド・コンサートの最後は、昨年も出演された流山ではすっかりお馴染みの「知里」さん。「市川市生まれで、流山市からメジャーデビューしました」という知里さんは、黄色のドレスで登場。夏休みにぴったりの「恋のバカンス」からスタートし、江戸川を背に「川の流れのように」、6月2日にリリースした「やさしい日々」、「ひこうき雲の先に・・・」の4曲を披露してくださいました。知里さんは、自身がメインパーソナリティーをつとめる千葉テレビのレギュラー番組『知里のミュージックエッセンス』にも出演中です。知里さんがステージに立っている間に、辺りもだんだん暗くなって西の空には一番星も輝きだしました。いよいよ、夜空を舞台に七色の光と大きな炸裂音の競演へとムードも高まりました。

 「最初の花火は午後7時15分に同時に」との三郷市側との約束にあわせ、10秒前からカウントダウンが始まりました。アナウンスに合わせて子どもたちも「5、4、3、2、1」とカウント。見事、三郷側の花火とほぼ同時に1発目の花火が夜空を飾りました。今回の流山花火大会は、第1部、ザ・スカイミュージカル、第2部、ザ・スカイミュージカルパート2、フィナーレと5部構成で行われました。第1部では、あざやかな色彩の"彩色スターマイン"や、花火がヤシのように開く"ヤシスターマイン"、菊の花びらが枝垂れ柳のように落下する"カムロ菊スターマイン"、バリバリという特徴的な音が楽しめる"かすみ草スターマイン"などのスターマインのほか、夏の夜空に咲く百花園を思わせる"特大彩色スターマイン"が次々と打ち上げられました。


抱っこしながら花火を見る親子の写真

 続いて、流山花火大会の代名詞ともなっている「ザ・スカイミュージカル」。花火と音楽がシンクロしたハイパー花火ショーで、最大全長250メートルの打ち上げ台に設置された花火が最先端のコンピューター制御システムにより、0.03秒毎の高スピードで打ち上げられ、会場に流れる音楽とシンクロ(同調)するというもの。スタートは、クイーンの「ドント ストップ ミー ナウ」や嵐の「モンスター」など。曲に合わせて小刻みに打ち上がる特殊な花火が見事にコラボレーションし、観客を魅了しました。


見物客で埋め尽くされた堤の写真

 この日は、程よい風があり、花火の煙もすぐに風下に流されて絶好の花火日和となりました。会場には、浴衣姿の若い男女や子どもたちが大勢集まり、江戸川の堤が見物客で埋め尽くされました。八潮市から、つくばエクスプレスを利用してきたという佐々木和生さんは、ご家族4人そろって有料観覧席で花火を楽しんでいらっしゃいました。「流山に住んでいる知り合いから勧められてチケットを買ってきました。すごいと聞いた流山スカイミュージカルは本当に良かった。有料観覧席で見る価値は十分ですね。正面で、しかも花火が打ち上がる元からを見られるのが、他ではなかなか無いですね」と話してくださりました。


川面にも美しく映る花火の写真

 いよいよクライマックスに近づき、スカイミュージカルのパート2では、イギリスのソプラノ歌手サラ・ブライトマンが歌う「ランニング」などが流れました。ランニングは、クラシックの名曲ジュピターをアレンジし、世界陸上連盟が第11回世界陸上競技選手権大阪大会を皮切りにスタートさせた地球環境保全プロジェクトのために作られたオリジナルのチャリティ・ソングです。長さ250メートルの発射台からは、曲にシンクロして花火が次々に打ち上げられ、一瞬も空から目を放せないほどでした。フィナーレは、特大のワイドスターマインの連発で、圧倒的な音と光の競演が華麗に花火大会を締めくくりました。なお、この日の様子はJCNコアラ葛飾で取材され、8月23日のデイリーニュースで紹介されました。


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