ぐるっと流山 八木南地区通学路に野外アート

ページ番号7066 更新日 平成22年8月30日

通学路の塀に見事なアート 子どもたちが思い思いにペンキで絵を

色とりどりのペンキで

 子どもたちが思い思いにペンキで絵を  夏休み最後の日曜日となった8月29日(日曜日)、八木南地区社会福祉協議会(鈴木恵津子会長)主催による、「みんなで楽しもう屋外アート」が行われ、残暑の厳しい中にも関わらず、八木南小と八木中の児童・生徒や保護者、地域の皆さんなど約150人が集まり、汗びっしょりになりながらも見事な絵画ストリートを作り上げました。


通学路の壁一面を彩ります

 八木南小から宮園地先までの間の田んぼを、区画整理のため埋め立てて住宅地とする工事に伴い、通学路に高さ約3メートルの亜鉛板の仕切り塀が昨年建てられました。これまで、児童たちが田園風景を見ながら通学していたのに、塀を見ながらではかわいそうと考えた地区社協や地域の皆さんが、塀に絵を描いて華やかにしてはと考え実施されたものです。


殺風景な亜鉛版が大変身

 絵が描かれた塀の長さは160メートルほど。子どもたちは3人から4人ずつ分かれて全部で16班作り、ひとつの班で約10メートルの塀を担当しました。赤、黄、白、黒、緑、青の6色の水性ペンキが用意され、子どもたちは、思い思いの絵を描き始めました。小さな絵をたくさん描く班もあれば、10メートルの大作に挑戦する班も。花や動物、海や山など、保護者の皆さんや地域の方々などと協力しながら次々に描いていきます。


地域の方と力を合わせて

 お父さんの肩の上に乗って、高いところに太陽を描いている男の子や、お母さんと協力してかわいい花の絵を描く女の子など、微笑ましい家族の姿があちらこちらで見られました。鈴木会長は、「通学の際に自分たちの描いた絵を見ながら、楽しい気持ちで学校に通ってくれたらうれしいですね。ご近所の方には、水の提供やトイレの使用など、快く引き受けていただき感謝してます」と話していらっしゃいました。


全長160メートルの力作

 お絵描きが大好きという八木南小4年の柳澤はるみさんは、ゾウやウサギを描きながら「動物園の絵を描いています。この道は自分の通学路なので毎日見るのが楽しみです。みんなに自慢したい」と手をペンキで汚しながらも笑顔でした。八木南小の野崎肇子校長は、「全校の約3分の1の55人の児童が参加してくれました。地域と家庭、学校の融合が叫ばれている中、地域の皆さんの協力でこうしたイベントが数多く行われています。子どもたちも、夏休みの良い想い出になったのでは」と語ってくださいました。


雲の妖精

 10メートルの幅いっぱいに「虹と雲の妖精」を描いたのは、八木中学校の1年生チーム。北島洋一校長も参加し、生徒4人が大作に挑みました。現場に来てから、みんなで構図を考えたと話していらっしゃいましたが、脚立を持参して高いところまで見事な絵を描き上げました。参加した前川陽菜子さんは、「雲の妖精が虹を描いている所を絵にしました。一生懸命描いたので、みんなに見て欲しい」と満足そうでした。


機関車やえもん

 他にも、「機関車やえもん」や「通学の児童たち」、「大海原のクジラ」など、かなり芸術性の高い作品も多く描かれています。途中にある信号で停車した車のドライバーなども、きっと子どもたちの描いた作品を見て晴れやかな気分になるのではないでしょうか。この日の様子は、JCNコアラ葛飾でも取材され、8月31日のデイリーニュースで紹介される予定です。なお、放送後はホームページのBBコアラのコーナーでも見ることができます。

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