ぐるっと流山 平和大使が報告会

ページ番号7061 更新日 平成22年8月30日

広島での体験を報告 作文集を市長・教育長に手渡しました

平和大使が報告会

 8月26日、市役所で「平和大使」19人が出席して広島派遣報告会が行われました。この報告会では、出席した子どもたち19人から、平和大使として平和記念公園や資料館の見学や現地で被爆者の講話を聴くなどの体験を通して一人ひとりが感じた思いを群読形式により発表して、市長と教育長に報告しました。


平和の大切さを学びました

 発表の中で「戦争の苦しみや悲しみがわかり、あらためて戦争の悲惨さを実感しました。」「考えていたよりも過酷な現実だと思いました。」など、平和大使がそれぞれ広島で感じたことを伝えました。発表の最後に、平和記念資料館に書かれていたヨハネ・パウロ2世の言葉を引用しながら、全員で「平和大使の経験を活かし、これからもヒロシマについて考え、平和に対する責任をとる一人として、たくさんの人に戦争の悲惨さと平和の大切さを伝えていきます。」と報告を締めくくりました。


市長と教育長に作文集を

 発表の後、この体験を通して学んだ平和の尊さを家庭や学校、地域へ伝えていくため「平和大使として広島へ行って」をテーマに作成した作文集を市長と教育長へ手渡しました。井崎市長からは、「作文集を読んでとても感動しました。皆さんを平和大使として派遣して本当によかったと思います。世界では今も戦争が起こっていますが、この経験をきっかけにして、これからもたくさん勉強し、本を読んで、戦争を起こさないための知恵を身につけてほしい。将来、皆さんが平和をつくり出す主役になってください。」と語りかけました。


フリートーク

 鈴木教育長からは、「皆さんの真剣な様子を見て、この体験を通して成長したなと嬉しく思いました。『歴史は繰り返す』とローマ時代の歴史家が言いましたが、繰り返してはいけない。繰り返さないことはできると思います。皆さんが自分たちにもできることがあるという言葉を頼もしく感じました。」とねぎらいの言葉をかけました。


市長や教育長を交えて

 その後、車座になっての懇談では、広島での体験からあらためて感じたことをなどを発表し、「被爆者の方のつらい体験や平和への願いを伝えたい」「原爆慰霊碑の言葉が印象に残った」「もし自分が原爆で家族を失ったらと思うと悲しい」「戦争はおこしてはいけない」など、平和大使一人ひとりの話からは、広島で感じた思い「戦争の悲惨さと平和の大切さ」を伝えていきたいという気持ちが強く感じられました。


報告会を終えて記念撮影

 鈴木教育長は「我慢することが大切」と子どもたちに語りかけ、井崎市長は「戦争をいったん始めると、やめることが難しくなるもの。戦争をはじめないことが大切」と話しました。作文集には、平和大使から「読んでくれた人が、平和のバトンをつないでもらえるとうれしいです。」とメッセージが書かれています。平和大使の思いが詰まった作文集は、市内の全小・中学校に配付するほか、公民館や図書館、市役所情報公開コーナーにも備え置きますので、ぜひ手に取って読んでみてください。


原爆ドームを見学

 平和大使が広島を訪問したのは、8月10日・11日の1泊2日です。広島に到着すると、早速、広島平和記念公園へ移動し、ボランティアガイドの方に説明を受けながら、平和記念公園や原爆ドーム、平和記念資料館を見学するとともに、被爆者の奥田さんの講話を聴きました。資料館では、被爆地のジオラマや被爆した時計、熔けた瓦や被爆者の痛々しい姿など、実際の場所に立って「本物」を見ることで、あらためて戦争の悲惨さと平和の尊さを実感したようです。


原爆の子の像のブースの前で

 さらに、これらの平和体験学習を通じての感想や自分たちには何ができるのか、一人ひとりが感じたことについてレポートを書き、ホテルに帰ってからも、報告会で発表することを話し合い、みんなで練習をしました。翌日は、市民の皆さんの平和への願いが込められた手づくりの千羽鶴12万5千羽をみんなで協力しながら運び、「原爆の子の像」の周りに設置された折り鶴台(ブース)に献納しました。


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