ぐるっと流山 生涯学習センター芝生広場でキャンプ

ページ番号7054 更新日 平成22年8月2日

生涯学習センターで1泊2日のキャンプ星空の下、初めてのテントに寝袋体験

41人の子どもがキャンプ体験している写真

 8月1日・2日と、生涯学習センターを会場に、ガールスカウト千葉第32団(樫村あい子団委員長)と生涯学習センター共催の野外キャンプが行われ、一般公募の小学1年生から5年生の女子25人が1泊2日のキャンプにチャレンジしました。また、未就学児対象の日帰りコースも用意され、こちらも16人の男女のお子さんと20人の親御さんが参加しました。


テントの中の写真

 キャンプは、生涯学習センターの芝生広場にテントを張っての本格的なもの。食事もガールスカウトのリーダーを中心に自分たちで作ります。初日の昼はロコモコ丼。お肉をみんなでこねてハンバーグを作ります。焼くのは、一斗缶で作った網焼きで、炭は備長炭というこだわり。美味しいロコモコ丼は、初めて会ったばかりの子どもたちが打ち解けるのにも一役買います。


「えび結び」のアクセサリー作りの写真

 この日、屋外は焼け付くような炎天下。子どもたちの体調のことも考え、午後からは、生涯学習センターの会議室を利用してのクラフト体験と、パトロール旗の作成です。ガールスカウトでは、班のことをパトロールと呼び、41人の子どもたちも、スカウトのお姉さんをリーダーに、いちごパトロールやくじらパトロールなど9つのパトロールに分かれて行動します。まずは野外活動の基本のひもの結び方。ロープを収納するときに用いる「えび結び」という結びの練習です。えびの尻尾のような形の結び目のひもは、マジックでカラフルにぬって、アクセサリーになりました。


自分の名前の入ったパトロール旗の写真

 パトロール旗は、各パトロールの名前に、班員の名前を自分で書き込み、あとは自由に絵を書きます。魚や果物などでカラフルに彩られたパトロール旗は、この2日間、各パトロールのテントにも掲げられ、目印になります。面白かったのは、スカウトでは当たり前だそうですが、ざわついた所で話したい人がいるとき、その人が右腕を上げると、それに気付いた人が同じポーズをとり、これが広がるとあっという間に会場が静かになるというものです。


パトロール旗を作っている様子の写真

 夜のお楽しみは、生涯学習センターホールでのボーンファイヤー。ボーンファイヤーは、竹を組んだ枠に赤いライトのランタンで火が上がっているように見せるキャンプファイヤー。暗闇の中に浮かび上がるファイヤーが幻想的な空間を作ります。子どもたちがファイヤーの周りで円を作ると、純白の衣装を身にまとい、花冠を着けた森の妖精が登場。妖精とパトロールリーダーたちが火をボーンファイヤーから移しとると歓声があがり、宴の始まりです。


盛り上がったボーンファイヤーの写真

 各パトロールの出し物が続く中、最も盛り上がったのは「ぞうさんくものす」という、ジャンケンジェンカの一種のゲーム。歌が終わるとみんなでジャンケンをして、負けた方がその人の後ろについていくもので、最終的には30人くらいずつの長い行列同士の決勝戦になります。このゲームや「アブラハムの子」などの体を動かすゲームは、未就学の子やその父兄もおおいに楽しんでいました。


日帰り未就学の子たちの写真

 生涯学習センター職員も飛び入りで、ギターを披露。アイスの無料券が当たるクイズなどで場をさらに盛り上げます。最後はどこからともなく「遠き山に日は落ちて」の歌声が聞こえてきて、ファイヤーは終わりを迎えます。このころになると、日帰りの小さい子たちは、おネムの時間。赤々としたファイヤーを見ながら、パパ、ママに抱かれて可愛い寝息を立てています。退場する日帰り未就学の子たちには、手作りメダルのお土産。お泊りのお姉さんたちがつくる花道を通ってお見送りをされていました。


朝食作りの様子の写真

 翌日の朝食は、ホットドックとゆで卵。今朝は風もあり、多少涼しかったものの火の周りは暑くて大変。たくさんのソーセージや卵をフライパンや鍋にはったお湯でゆでていきます。この時も学年によって、仕事を探しながらみんなで準備します。上の学年の子は、包丁や火を使っての仕事。低学年の子は、お皿を並べたり、シートを準備したりします。その仕事が終わるとリーダーに「次は何をしましょう?」と聞いてきます。みんなで屋外で食べる朝ごはんは格別の様子でした。


低学年の子たちもみんなでお手伝いの様子の写真

 寝袋が暑くてなかなか寝られなかったという東深井小2年・ふくてあやのさんは「暑かったけど、みんなでテントで寝るのが楽しかった。昨日のスパゲッティもすっごく美味しかった」と満足顔。鰭ヶ崎小3年のやまぐちあすかさんは「ボーンファイヤーがすごくきれいでびっくり。暗い中で雰囲気も出てました」。同じく鰭ヶ崎小3年・おぐらふうかさんは「外でごはんを作ったり食べたりするのが楽しかった。初めての友だちもたくさんできました」とみんな初めてのお泊まりを十分に楽しんだようでした。


屋外での食事の様子の写真

 2日間、子どもたちの初めての宿泊体験を見守った樫村団委員長は「ガールスカウトの根本は、自然や食べ物、人に感謝する気持ちをもつことから始まります。初対面の子や大人との共同生活は、相手のことを思いやる気持ちがないとうまくいきません。そういった部分を小さいうちから感じてもらえればと思い、今回の企画を立てました。2日間ですが、みんな生き生きとして、何かしら学んでいってくれたのではないかと思います」と話してくださいました。キャンプの様子はJCNコアラ葛飾も取材に訪れ、デイリーニュースで放映されました。放映後は同社ホームページのコアラBBでも見ることができます。


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