ぐるっと流山 万華鏡づくり教室

ページ番号7041 更新日 平成22年8月10日

見世蔵主催の万華鏡づくり教室 のぞいてビックリのテレイドスコープを

午後は13組の親子連れなどが参加

 8月10日(火曜日)、1日にオープンしたばかりの万華鏡ギャラリー寺田園茶舗「見世蔵」の主催による万華鏡づくり教室が、流山福祉会館の会議室で行われました。午前と午後の2回に分けて行われたこの教室には、合わせて28組の親子連れなどが参加しました。講師は、ことし6月10日から13日までアメリカ カリフォルニア州サンタクララで開催された、世界最大の万華鏡コンベンション「カレイドスコープ・ソサエティ・コンベンション」で最優秀作品賞を受賞された市内在住の中里保子さんです。


和やかに作業を

 この日は、小学校低学年から70歳代の方まで幅広い参加者が集まり、賑やかに万華鏡づくりが行われました。皆さんが挑戦したのは、円すいのような形をした「テーパード・テレイドスコープ」というタイプで、回りの景色を万華鏡模様で楽しむことができるものです。さらにテーパードは丸く立体的に見えるため、より不思議な感覚になります。材料は、母体となる紙筒とアクリル球、スパッタリングミラー(表面反射鏡)、クッションテープ、カッティングシートなどです。通常、講習会などでは鏡の部分はアクリルミラーを使うそうですが、今回は、中里さんが本格的でよりきれいに見ていただきたいと、高価なスパッタリングミラーを用意してくださいました。


中里さんに教わりながら

 まずは、筒の中に鏡を組み込む作業。鏡3枚を三角の形にテープで止めますが、鏡と鏡をつなぐときに1ミリ程度離すのがコツとのことで、細かな作業となります。また、鏡から保護シートをはがした後は、指紋も付けてはいけないとのこと。鏡面は、布で拭いても細かな傷が付いてしまうそうで、皆さん慎重に鏡を扱っていらっしゃいました。組んだ鏡は、クッションテープを貼って筒の中に入れ、アクリル円盤でふたをして形は出来上がりです。難しいところは、親子で協力したり、中里さんに手伝っていただいたりと、和やかに作業が進みました。


テレイドスコープ

 あとは皆さん思い思いに、世界に一つしかないオリジナルを作るため、色紙を貼った上にカッティングシートや色テープを使い装飾していきました。できた順に万華鏡をのぞくと、皆さん一様に「うわぁー、すごい」と驚くばかり。部屋の中をあちこち見たり、外の景色を見たりと、テレイドスコープを思う存分楽しんでいました。平和台からいらっしゃった森山義克さん(68)は、万華鏡を作るのは小学校の時以来とのこと。「この万華鏡は知っていたものとは全然違いますね。のぞいてビックリしました。2歳の孫に見せるのが楽しみ」と語ってくださいました。


真剣なまなざしで作業する亜依里さん

 松戸市の大金平から参加された小金北小6年の飯田亜依里さんは万華鏡が大好きで、旅行先などで見かけると買い求めているそうです。「外の景色を見られる万華鏡は初めて。鏡を組み合わせるところが難しかったけど、オリジナルの万華鏡ができてうれしい」と大喜びの様子でした。見世蔵では、今後も月に1回のペースで万華鏡に関するイベントを企画されているそうです。9月7日(火曜日)と10月19日(火曜日)には、それぞれ「万華鏡の歴史」「いろいろな万華鏡」と題して中里さんのミニ講和を、11月には今回と同じく「万華鏡づくり教室」を予定。中里さんは、「これからは季節に合わせた万華鏡づくり教室なども企画していきたい」と語っていらっしゃいました。


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