ぐるっと流山 第269回サロンコンサート「200歳の作曲家」

ページ番号7027 更新日 平成22年9月24日

テーマは「200歳の作曲家」

福島典子さんの写真

 9月24日、市役所1階ロビーにて月末恒例のサロンコンサートが開かれました。今回のテーマは「~200歳の作曲家~1810年生まれのロマンティスト」。タイトル通り、1810年生まれのシューマン、ショパン、ブルグミュラーの3人の作曲家の曲を演奏します。演奏者は、竹内未諸さん(クラリネット)、遠藤祐三子さん(ピアノ)、福島典子さん(ピアノ)です。


竹内未諸さんの写真

 最初の曲は「トロイメライ」。シューマンが28歳の時に作曲した曲で、子どもの情景の7曲目です。これは子どものための曲ではなく、年齢を重ねた人が、昔自分がまだ子どもだった頃を回想する曲だそうです。「トロイメライ」とはドイツ語で「夢」を意味し、柔らかく夢を見るような感覚になる曲との紹介でした。次の「3つのロマンス」は39歳の時の作品で、オーボエとピアノのための曲です。落ち着いた音の出るクラリネット(アーカン)での演奏でした。


遠藤佑三子さんの写真

 シューマンの次はショパンです。映画「愛情物語」(アメリカ・昭和31年)で用いられ、日本でも広く知られている「ノクターン」と、亡くなる2年前に書いた「ワルツ」を続けて演奏します。「ノクターン」はショパン20歳の時の作品で、評論家としても活躍していたシューマンは、ショパンのことをいち早く評価していたそうです。「ワルツ」は、華やかななかにも憂鬱な気配が漂い、死の予感を感じさせられ、「悲しみのワルツ」とも呼ばれているそうです。


「子犬のワルツ」の演奏の写真

 ブルグミュラーと言うと1806年生まれのヨハン・ブルグミュラーを連想される方が多いと思いますが、今回演奏するのは、弟のノルベルト・ブルグミュラーです。26歳の若さで亡くなったノルベルト・ブルグミュラーですが、当初の評価は兄よりも高かったそうです。ピアノとクラリネットのための二重奏を、明るい音色のペーカンで演奏しました。今回最後の曲は再びショパンで「子犬のワルツ」。子犬が駆けまわる様子を見て、書かれた曲だそうです。


美しい音色が響きわたる演奏の様子

 次回の第270回サロンコンサートは10月29日(金曜日)の開催です。開演時刻は午後0時15分で、場所も同じく市役所1階ロビーです。テーマは「~子守唄~心地よいひとときを」。シューベルトやフォーレ、山田耕作などによる、世界各国の子守唄を披露します。出演は清水寛子さん(ソプラノ)、梅田恵里さん(ヴァイオリン)、桑山麻理子さん(ピアノ)、岡安弘子さん(司会)です。問い合わせは流山市音楽家協会までどうぞ。

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