ぐるっと流山 オーストラリアの高校生が流山来訪

ページ番号7010 更新日 平成22年9月17日

オーストラリアの高校生と国際交流  北部中と長崎小を訪れ親睦を深めあう

音楽の授業で日本の歌を歌いました

 流山にホームステイ中のレッドリンチ高校(オーストラリア)の生徒が、9月15日に北部中学校(伊藤明校長、生徒数560人)を、16日に長崎小学校(近藤広校長、児童数443人)を訪れ国際交流を行いました。国際交流協会ホームステイ委員会が平成6年から行っているホームステイ受け入れ活動によるもので、レッドリンチ高校の受け入れは今回が初めてとなります。


いい顔で撮れたかな

 今回来日したレッドリンチ高校の生徒は13人(男子1人、女子12人)で、引率のニコラス・スミス教諭が担当の日本語クラスを受講しています。日本語や日本の文化を肌で感じとることを今回の目的としており、北部中学校および長崎小学校との交流もその一環です。また流山で交流を行うことになった経緯は、ニコラス・スミス教諭が学生時代に流山でホームステイした経験があるためで、生徒たちは1人から2人のグループに分かれ、日本に滞在する2週間のうちの4日間を市内のホストファミリーの家で過ごします。


丁寧に教授

 「Welcome To Hokubu Junior High School」。15日、国際交流を行う北部中学校の3年2組は、教室の黒板に歓迎のメッセージを書いて、レッドリンチ高校を迎え入れました。北部中の生徒たちは今回のために自らプログラムを考え、日本の文化である漢字を始め、輪投げや羽子板、けん玉などを行うことにしました。北部中の生徒が伝えたいと選んだ「一期一会」「幸せ」「志」などの漢字を、レッドリンチ高校の生徒に墨と筆で書いてもらい、なぜその言葉を伝えたいのかを英語で説明しました。


給食も一緒に食べました

 レッドリンチ高校の生徒は「本当に楽しかった。とてもいい学校ですね」と満面の笑みを浮かべていました。今回の交流は、双方にとって刺激となったようで「片言の英語でもだんだんと心が通じ合え、一つの作品(習字)を作ることができた」(若松愛さん)、「外国語を覚えることも大切だけど、自分の気持ちを伝えようとする意志も大切だと思った」(内海公秀君)など多くの感想を寄せてくれました。なお、この日は千葉日報、東京新聞、コアラテレビ、千葉テレビからも取材が来ていて、双方の生徒たちはインタビューに応じるなどしていました。


一茶の句を配したカップを生徒にプレゼント

 16日朝には、レッドリンチ高校の生徒たちは市役所を訪れ、井崎市長と懇談をしました。市長はアメリカに永く住んでいたことから、懇談は英語で行われました。流山の第一印象や、日本の楽しかった場所などを生徒たちに質問したり、おおたかの森S・Cを訪れたということから、県内最大級の書店や日本に初進出のブランドが入っていること、緑化の取り組みなどを説明したりしました。また市の紹介として、毎年多くの若い人が増えていることや、失われた緑を回復させる取り組みをしていること、スローライフだけでなく便利な生活も送れることなどをPRし、「近い将来、東京へ30分で着く流山にまた来てください」と話しました。


ジェスチャーゲーム

 16日の長崎小学校では、生徒が4班に分かれ、それぞれ2年生から6年生の授業を2時間ずつ体験します。4年2組の授業では、最初にジェスチャーゲームでコミュニケーションを図ります。教室の一番前の児童から順番にあるスポーツのジェスチャーを伝えていき、一番後ろの児童のジェスチャーをレッドリンチの生徒が当てるもの。3人の生徒とベリンダ先生はテニスや野球のジェスチャーに見事正解。一気に緊張がほぐれたようです。45分の授業が終わるころには「もう行っちゃうの~」とみんな残念そう。木村真珠さんは「外国の人と話すのは初めてだったけど、すごく楽しかった」と満足げでした。


フルーツバスケット

 マルバツゲームやフルーツバスケットで盛り上がったのは6年1組。それぞれを「アップル」「オレンジ」「バナナ」とグループ分けして、鬼に呼ばれた仲間が動くイスとりゲームですが、フルーツバスケットは初めてだったというサンナさんは、「オーレンジ!」と指示しながらイスを取るのを忘れてしまい苦笑いです。最後には、レッドリンチの皆さんから、コアラのクリップ人形のプレゼント。中村侑詩くんは「あんまり話せなかったけど楽しかった。英語の授業ももっと頑張ろうと思いました」と良い刺激になったようです。


みんな興味津々で質問攻め

 今年は移行期間として5年生・6年生に英語学習が取り入れられており、来年からは英語の授業が本格導入されます。近藤校長は「今までなかった担任教諭による英語学習に緊張もありますが、サポート教員による指導などを活用し、英語に苦手意識を持つ児童が出ないよう準備を進めています。そういった意味でも、今回のレッドリンチ高校の皆さんの学校訪問は非常にありがたく、外国の方と関わる良い機会をいただけたのではないでしょうか」と話してくださいました。レッドリンチ高校の皆さんは、この後18日から関西を観光し、24日に日本を発つ予定です。


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