ぐるっと流山 安来節と銭太鼓

ページ番号7006 更新日 平成22年9月22日

国際交流サロン「安来節と銭太鼓」鑑賞・体験  コミカルな動きに大盛り上がり

銭太鼓

  文化会館で9月15日、流山市国際交流協会と公民館共催の国際交流サロンが開催されました。同協会の日本語講座に通う中国やシンガポール、タイ、ハンガリーなどの外国出身者7人をはじめ、協会会員や市民の方合わせて35人が参加し、日本の伝統芸能である「安来節(やすぎぶし)と銭太鼓」を楽しみました。


どじょうすくいでお馴染の安来節

 踊りの披露と指導は、「安来節大利根支部流山部会」の山澤代表ほか6人の方々です。部会員は30人で、毎月2回の練習で芸を磨いているそうです。「安来節」は、島根県の代表的民謡で、「どじょうすくいの唄」としても全国的に親しまれているものです。さっそく三味線の伴奏で唄う「安来節」が披露され、会は始まりました。絣の着物、ももひき、頭に豆絞りの手ぬぐいをかぶり、鼻あてに古銭、手にはザルという日本人にはお馴染みの衣装で、演技者が会場に入ってくると、会場は一気に盛り上がりました。


銭太鼓に挑戦

 ざるでドジョウをすくって獲る様子を、リズムに合わせて腰を振りながら滑稽に踊る演技者。すくったドジョウをびくに入れたり、逃げるドジョウを手で押さえたり、足に取り付くヒルを取り払ったりといったコミカルな所作を、参加者は囃しながらおかしそうに鑑賞していました。1人踊り、2人踊りと全員踊りの演技に、外国出身者の子どもも、椅子の下から興味深そうに見つめていました。


滑稽な所作が楽しい

 外国出身者はもとより日本人でも、目の前で見るのは初めてと言う人も多く、繰り広げられる滑稽な演技には、思わず引き込まれてしまう演技です。「銭太鼓」は、「安来節」の余技として人気があります。安来節や花笠音頭の唄にあわせて、房で飾られた30センチメートル程の筒に入れた銭(ぜに)の触れ合う音でリズムをとりながら、軽やかに手振りを披露します。


初体験ですが拍手喝采

 模範演技のあとは、会場から希望者が参加しての「どじょうすくいの踊りと銭太鼓」の体験教室。素人のぎこちない所作が、どじょうすくいの踊りにぴったりで、かえって拍手が沸き起こり、とても盛り上がりました。体験に参加した人は、初めは戸惑いながらも、すぐ楽しそうに演じて周りの参加者の笑いを誘っていました。


大盛り上がりの会場

 銭太鼓を体験した香港の方は、「始めて手にする道具で両手で演じるのは難しかったが、面白く楽しみました」と話してくれました。衣装をつけてのドジョウすくいを体験した中国の方は、「田んぼもドジョウも知らないので、踊る前は緊張して心配でしたが、となりで教えてもらいながら面白く踊れた」と楽しげです。タイ出身の方は、「腰を振りながらのこんな滑稽な踊りはタイにはないので、皆と踊れて楽しかった」と話され、流山部会の方も「リハビリ、腰痛防止に大いに役立つ。とにかく踊ったり、銭太鼓の手さばきは、おおいに楽しい」とPRしていました。


子どもにはびっくりの演技

 国際交流サロンは、日本文化と外国文化を相互に理解しあうことで、市内にお住まいの外国出身者の方々を含めた市民の交流を広げることを目的に開かれています。これまでにも、外国出身者の方や市民の方が互いに講師となって、各国の料理づくりや、日本文化などを題材にしながら交流を行っています。このサロンは毎月1回開催しています。


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