ぐるっと流山 みんなでものがたりを描こう!

ページ番号6859 更新日 平成22年12月27日

冬休みこども特別教室でワークショップ  映像と一緒に物語を描くムクムクスケッチ

ムクムクスケッチ

  12月24日(金曜日)、生涯学習センターでワークショップ「みんなでものがたりを描こう!ムクムクスケッチ」が開催されました。参加したのは小学生12人と保護者3人の皆さん。同センターが冬休みや夏休みなど長期の休暇を活かし子どもたちに体験学習の場を、と企画しているシリーズで、今回は「冬休みこども特別教室」のプログラムのひとつとして、生涯学習センター指定管理者アクティオ株式会社と流山文化のまちづくり実行委員会が主催しました。

 「ムクムクスケッチ」という、ちょっと不思議な名前のワークショップは、現代美術アーティストの水内貴英さんによる、映像とストーリーを交えながら広い空間に絵を描くという美術ワークショップです。最初に、真っ暗なホールの床面に敷かれた大きな白い紙の上に、投影された白く輝くノートが映ります。そのノートから、次第にムクムクと光の花や木が生えてきて、鳥や蝶々が飛び、道が生まれ、家が建ち、雨が降って雷が鳴り、川ができて、最後は海ができる…。子どもたちは、光の映像にマジックで好きな絵を描いていく、自由に想像の翼を広げることができる珍しいプログラムです。

 まるで、物語に参加するように、動く映像と一緒に絵を描いていきます。真っ暗な会場に用意されたプロジェクターは6台。その6台のプロジェクターから次々と映像が床いっぱいに広げられたキャンバスに投影され、次第に動く映像は増えていきます。子どもたちもそれと一緒にどんどん思い思いの絵を描いていきます。はじめは、見慣れない空間に少し戸惑っていた子どもたち。動く映像に絵を描く、という初めての体験になかなかペンが進みません。しかし、映像が次々と進むに従って「映像と一緒にどんなものを描くか?」が楽しくなっていった様子でした。


描くものは自由

 普段は、真っ白な紙の上に絵を描きますが、今回のワークショップは、ストーリーがあり、動いていく映像と一緒に、自分が描きたいものを描くという体験です。ひとりが道に車を走らせたら、他の子どもが信号を描き、ひとりが水たまりの映像にクラゲを描いたら、いっせいに水たまりや海の映像に子どもたちが集まり、さまざまな海の生き物を描き始める・・・といった具合です。絵が増えるに従ってどんどん想像もふくらみ、子どもたちの手は進んでいきました。


「想像は現実世界の種」

 講師の現代美術アーティスト・水内貴英さんは、子どもたちに「世界は想像でできているんだ」というメッセージを伝えたかったと言います。子どもたちに、想像して思い描くことの大切さと、想像は現実世界を作る大事な種なんだ、という思いを込めたメッセージ。水内さんは「今はわからなくてもいいから」と子どもたちに優しく語りかけていました。


幻想的な光の中で

 クリスマス・イブに、ちょっと不思議でワクワクするワークショップを体験した子どもたちからは、「もっと描きたい」と大好評。生涯学習センターでは、子ども特別教室としてユニークなワークショップを行っています。年明けの1月4日にも「ぴろきさんと福笑いで遊ぼう」を開催するなど、冬休みを楽しく過ごせるイベントが予定されています。お問い合わせは生涯学習センター(電話:04-7150-7474)へ。

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