ぐるっと流山 箱根駅伝で流山出身2選手が快走

ページ番号6841 更新日 平成23年1月7日

南部・東部中出身の2選手が箱根駅伝に出場 活躍に市から奨励金

坪内武史さん

 今年も激戦が繰り広げられた第87回東京箱根間往復大学駅伝競走大会。新しい年の幕開けを告げる新春の風物詩として、毎年楽しみにしている方も多いと思います。今年の大会では、流山出身の選手が2人も箱根駅伝を走りました。神奈川大学3年の坪内武史さん(南部中出身)と拓殖大学3年の真家尚さん(東部中出身)です。中学時代からのライバルである同い年の二人が、同じ箱根の舞台で、母校のたすきをかけて走り抜けました。


真家尚さん

 市では、文化・スポーツなどで優秀な成績を収めた市民や団体などに対して交付している奨励金「流山市文化・スポーツ等振興奨励金」を両選手に贈りました。1月6日、両選手が市役所を訪れ、鈴木教育長が「箱根への出場は、監督やコーチの皆さんへの感謝を忘れずに、一生懸命がんばった結果だと思います」と話し、思いを綴った手紙とともに奨励金を手渡しました。


教育長からのメッセージ色紙とともに
左から真家さん、教育長、坪内さん

 真家さんと坪内さんはそれぞれ挨拶で「沿道での応援だけでなく、走り終わった後もたくさんの方から労いの電話などをもらい、暖かい心を感じた。たくさんの方に応援してもらって、ここまで来られました」(真家さん)、「箱根駅伝は小さい頃からの夢だった。夢を持つことの大切さを教えてくれたのは、先生や故郷。辛いときなどもあったが、周りからの応援があったからこそ乗り切れました」(坪内さん)と、両選手ともこれまで支えてくれた周囲に対する感謝の念を伝えました。


恩師の赤沼先生(左)と弘永先生(右)とも再会

 二人が初めて一緒に走ったのは、中学3年時の市内陸上大会。その後は市内選手の合同合宿などを通じて、交流を深めていきました。実力が拮抗していたこともあり、声には出さずとも、二人とも心の中ではお互いを意識していたと言います。仲間がだんだんと陸上を辞めていく中、二人は残り、これまで切磋琢磨してきました。


すでに気持ちは次の大会へ

 坪内さんは小学4年の時に陸上を始めました。中学時代は貧血に悩み、調子を落とすこともありましたが、この頃からすでに「箱根に出たい」とはっきりと意識していたそうです。高校に入ってからは貧血を克服し、タイムが伸びてきて、3年時にはインターハイにも出場しました。箱根出場という大きな夢を実現した坪内さんは、今年からチームを引っ張るキャプテンとなり、もう次を目指して未来に向かっています。「来年も箱根に出場し、シード権を獲得し、後輩につないでいきたい。」


周囲への感謝を感じるそう

 真家さんはもともと野球少年でしたが、小学生の頃からロードレース大会などに出場していて、中学2年時に野球から陸上へと転向しました。箱根駅伝を目指したのも中学時代。箱根駅伝に出場した柴田尚輝さん(当時駒澤大4年)が東部中を訪れたことがきっかけで、身近な人が箱根を走ったことが刺激になったと言います。大学に入ってからは、疲労骨折など故障に悩まされながらも、箱根出場を目指し続け、見事その夢を叶えました。箱根を走り終えたばかりですが、「今年の目標は出雲、全日本、箱根の三大駅伝に出場し、チームの順位を一つでも上げること」と力強く語りました。


今後の活躍にも期待

 両選手とも現在は寮生活。朝5時頃には起床し、1日に20キロから30キロを走る生活を続けています。大学にも通いながらハードなトレーニングをしているため、なかなか自由な時間はとりづらく、休みも週に一日だけです。それでも「寮生活は楽しい」(真家さん)と言い、寮のみんなと話しているとストレスも溜まらないそうです。陸上が好きだ、とはっきりと言う両選手のますますの活躍に期待です。


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