ぐるっと流山 消防出初式

ページ番号6839 更新日 平成23年1月11日

出初式で消防団や消防職員が演技を披露 流山幼稚園の園児28人も踊りで盛り上げ

消防業務で功績があった方を表彰する様子の写真

 1月8日、晴れ渡った空の下、文化会館を会場に流山市消防出初式が行われました。出初式は、消防業務で功績のあった方々を表彰する式典と、流山幼稚園の園児による遊戯発表、消防団や消防職員による消防演技の披露により、防火・防災意識の啓発と顕彰を行う消防の事始めです。式典では、今年は千葉県知事表彰13人や流山市消防長表彰23人など、122人の個人と12団体が表彰されました。


流山幼稚園の園児は歌と踊りを披露している写真

 式典後、会場を駐車場に移しての消防演技では、最初に市立流山幼稚園の園児28人が歌と遊戯を披露しました。消防から配布された幼年消防クラブの半被を着て、28人が息の揃った歌と踊りで会場を盛り上げます。「ラッショイ ワッショイ 江戸の華」の曲に合わせて、火消しをイメージした青や黄色のポンポンを振って踊る踊りは、運動会でも発表した踊りをアレンジして12月から練習を重ねてきたそうです。


息のあった踊りの写真

 鈴木えみ子園長は「お正月休みでちょっと時間が空いたらみんな踊りを忘れてしまったみたいで、今年に入ってからもう1回特訓しなおしました。終わった後に園児たちからは、『先生、どうだった?』って口々に聞かれました。もちろん、『みんな100点でしたよ』って答えました」と笑顔で話してくださいました。今年3月に閉園が決まっている流山幼稚園は、父兄の皆さんが色々な思い出に残るイベントを企画しています。3月15日から27日まで、流鉄流山線では、園児の将来の夢を描いた手作りヘッドマークを掲げ、園児の写真などを車内で掲載するイベントを行います。

 続いて行われた消防団の実戦消防操法演技では、旧流山地区を拠点とする第8分団がきびきびとした演技と放水を見せてくれました。放水が見事「火」と掲げられたボートを射抜くと、観客から大きな拍手が起こりました。消防団の皆さんは、普段仕事をしながら、いざというときのために訓練を重ね、有事の際に地域を守ってくださる皆さんです。市内では、23の分団から成る約350人の団員が日夜、防火・防災に貢献してくださっています。


マンションの13階を想定しての救助訓練の写真

 とりを務める消防の演技では、初めての夜間を想定した救助活動を披露。文化会館の屋上をマンションの13階に見立て、火災の中から救助隊員がはしご車で被災者を救助します。この日は風も強く、文化会館の屋上にスルスルと伸びるはしごの上にいる隊員はまさに命がけ。


上空から隊員が一気に降下する様子の写真

 煙が上がる文化会館の屋上から無事に被災者を救出した後、駐車場の中央に回頭されたはしごには隊員がロープを体に装着し釣り下がりました。観客が固唾を飲んで見守る静寂の中、遥か上空に点としてしか確認できない隊員の体が、あっという間に一気に地上まで滑るように降下すると、会場からは驚嘆の歓声と拍手が沸き起こりました。


放水では虹も見られた様子の写真

 最後には、文化会館の壁面に向け5台の消防車両が一斉に放水。晴れ渡った空には七色に光る虹も浮かび上がり、観客たちからは「おめでたい!」と喜びの声も聞かれました。 演技が終わると、見学の子どもたちを対象にした消防車両での写真撮影のサービスも行われ、多くの子どもたちがポンプ車や救急車の運転席などで記念撮影をしていました。はしご車では、降りてきたはしごの先のブースでの記念撮影もでき、親子連れが列を作っていました。


はしご車で記念撮影の写真

 お母さんと見学に来ていた村岡さん兄弟は3人揃って消防車が好きだそうです。長男の東小5年・望君ははしご車が大好き。「伸びたはしご車から消防の人が降りてきたのがすごかった」と興奮気味。長女の東小3年・遥さんは「建物の上から煙が上がってびっくりした」。妹の光さんは「消防車も好きだけど、今は救急車の方が好き」と救急車両の方にお母さんの手を引いて見学に行きたそうでした。この日の様子はJCNコアラ葛飾のBBコアラでもご覧いただけます。

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