ぐるっと流山 文化財防火デー 消火訓練

ページ番号6822 更新日 平成23年1月26日

1月25日は文化財防火デー 成顕寺で文化財搬出や放水の訓練

開会式

 1月25日(火曜日)、駒木にある成顕寺で、文化財防火デーの消防訓練が行われました。文化財防火デーは、昭和24年1月26日に奈良県の法隆寺金堂壁画が火災で焼失してしまったことから、この日を忘れずに文化財を火災から守る日にしようと、昭和30年に制定されました。


ホースを延ばす消防隊

 流山市消防本部では、毎年この時期に市内の文化財を所有する寺院などで消防訓練を行っています。ことし訓練会場となった駒木の成顕寺(じょうけんじ)には、市指定有形文化財の「紙本著色釈迦涅槃図(しほんちゃくしょくしゃかねはんず)及び鰐口(わにぐち)」が保存されています。


模擬文化財を搬出

 消防長や図書・博物館次長、成顕寺住職、駒木自治会長のあいさつの後、管轄署である中央消防署を始め、消防団、檀家の皆さんも参加し、総勢30人による訓練が始まりました。


一斉放水

 訓練は、放火により本堂へ延焼し、火災が発生したという想定で行われました。近所の方々が見守るなか、まず指揮隊が到着し、現場確認後に指揮本部を設置しました。続いて消防隊が到着すると、ただちに消火活動の準備に取りかかります。


成顕寺住職のご挨拶

 本堂内に入った消防隊員2人が文化財に見立てた箱を無事搬出後、本堂に向かって一斉放水訓練が行われ、訓練は滞りなく終了しました。


市指定有形文化財の「紙本著色釈迦涅槃図及び鰐口」

 訓練に参加した成顕寺住職は、「成顕寺で訓練を行うのは2回目になります。大切な文化財を後世に引き継ぐためにも、我々も火災を出さないように地域の人々の協力を得て、これからも防火に努めていきたい」と話されていました。


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