ぐるっと流山 青少年のための科学の祭典

ページ番号7606 更新日 平成23年6月13日

生涯学習センター全体が実験場に

青少年のための科学の祭典の写真

 6月11日(土曜日)・12日(日曜日)の2日間、流山市生涯学習センターで、青少年のための科学の祭典が行われ、多くの家族連れで賑わいました。会場となった生涯学習センターの会議室やホール、ギャラリー、演習室などには、理科のさまざまな分野を網羅した多彩な実験や工作を効果的に展開され、センター全体が科学館のような雰囲気でした。

 本物の科学に出会える体験型イベントを流山で~と千葉県西北部や都内の学校の教職員らが中心になって準備が進められてきた青少年のための科学の祭典。実験、工作、科学マジックやクイズ…科学のおもしろさ、実感することへのときめきに満ちた子どもたちの笑顔に、もっと出会いたい…、そんな思いから試行錯誤を繰り返し、これまで千葉市だけで行われてたきた千葉大会を、昨年から流山に会場を誘致したものです。青少年のための科学の祭典には、ブース、ステージ、ワークショップという実験演示形式があり、ふだんの授業で使用することができる「ネタ」がたくさんあります。

 「青少年の…」となっていますが、あらゆる年齢層の方に楽しんでいただけるイベントで、ことしも大人の方が熱中してしまって、子どもに催促されてしぶしぶ次のブースへ行くという光景が見られました。主催は青少年のための科学の祭典千葉大会実行委員会と財団法人日本科学技術振興財団、科学技術館、共催は流山市生涯学習センター 後援は文部科学省などで開催されたものです。土曜日は午前中に雨が降ったことや中学校の行事と重なっていることもあり客足も鈍っていましたが、「広報ながれやま」や教育広報「真心」などでもお知らせしたこともあり、日曜日は多くの家族連れが参加しました。

 川上義孝(千葉高)さんの「すみながしで遊ぼう」をはじめ内田祐子(市川東高)さんの「プラスチックで遊ぼう」や高橋弘(松戸市立第二中)さんの「声であそぼう!エコーマシン」、中台文夫(柏高)さんの「ホットパック・アイスパック」、高橋健治(柏高)さんの「ストウンの六角形を折ろう」、田部井一浩(渋谷教育学園)さんの「電子ホタルをつくろう」、渡辺信(日本数学検定協会)さんの「十字型メビウスの帯で遊ぼう」、中田宏次(柏高)さんの「ブーメランを飛ばそう」、内保寛(松戸第四中)さんの「絵を動かしてみよう」、山川幸子(北豊島中・高)さんの「吹いて飛ばそう!まわそう!」、茂串圭男(岩槻商業高)さんの「夜光バッヂを作ろう」、竹内秀彰(沼南高柳高)さんの「科学の力で犯人をさがせ」、などのほか「手賀沼の自然」の写真展示も行われました。


多彩な実験や工作の写真

 八木南小学校区の「そよかぜ学童クラブ」では、7人の小学生が参加しました。引率された秋谷華奈子指導員は、「子どもたちは自由に興味のあるブースを回っています。遊びのような感覚で楽しみながら学べる場はありがたいですね」と感想を聞かせてくださいました。また、北豊島中学・高等学校の山川幸子さんは、「実験や工作の準備をする立場としては年に1回なので力が入ります。普段は中・高校生に教えていますが、小さな子の反応が生で得られるうえ、生徒や卒業生たちにとっても発表の場があるのはうれしい」と語ってくださいました。


夢中になって参加する子どもたちの写真

 東京理科大4年生の鈴木春人さんは、「大学では物理を学んでいます。普段は危険が伴う実験などもあり、あまり小さな子と接する機会がありませんが、家族連れの皆さんの驚いたり、喜んだりしてくださる顔を見られるだけで楽しい。社会人になっても参加したい」と感想を聞かせてくださいました。また、松戸市立第六中学校の仙田邦夫さんは、「昨年来てくださった方々が、ことしも来てくださっています。リピーターを増やして、6月の第2土曜日・日曜日は生涯学習センターで科学の祭典があると東葛地域はもちろん近県にも定着するまで頑張りたい」と抱負を語ってくださいました。


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