ぐるっと流山 「正しく知ろう。放射線に関する基礎知識」

ページ番号7550 更新日 平成23年7月4日

原発事故と環境汚染 講演会をネット中継する試みも

「正しく知ろう。放射線に関する基礎知識」2回目

 「正しく知ろう。放射線に関する基礎知識」と題した放射線基礎講座の2回目の講演会が7月2日(土曜日)、流山市生涯学習センターで開催されました。2回シリーズの講座で、放射線の人体への影響について、長年研究されている専門家の皆さんに、分かりやすく解説していただことうと、生涯学習センター指定管理者アクティオ株式会社と市教委の共催で企画したものです。


開講のあいさつをする井崎市長

 1回目は放射線医学総合研究所から武田志乃主任研究員を、2回目は東京理科大学で放射線・化学物質影響科学の分野で、長年研究されてきた小島周二教授をそれぞれ講師にお迎えしました。講演に先立ち、井崎市長から開講のあいさつがあり、別室にモニターを設置し、乳幼児連れのお母さんたちが、小さなお子さまを遊ばせたり、授乳させながらでも受講できるよう保育ボランティアの皆さんにもご協力いただきました。


多くの方々が参加

 また、耳のご不自由な方々のために手話通訳と要約筆記を行いました。1回目の「こどもとのくらしと放射線、安心・安全のためにできること」では、会議室3部屋とギャラリー、そしてロビーにまで受講される方々があふれ、スクリーンに映し出された講師の示す資料を見ながら講演会をお聞きいただくなど、多くの方々がホールに入れなかったことから、今回は講師のご承諾を得てユーストリームによるインターネット同時中継を試みました。

 この日のテーマは「原発事故と環境汚染~生体はどのくらいの線量から放射線を感じ取るのか?」。東京理科大学薬学部で放射線・化学物質影響科学を専門に研究されていらっしゃる小島周二教授にお話いただきました。小島教授は、これまで30数年間放射線を放出する試薬や放射線照射装置を用いて、生体の機能や応答反応を動物や培養細胞を用いて研究されてきたことから、教授ご自身並びに他の研究者の実験データからお話しされました。


今回はシリーズ2回目の講演

 チェルノブイリの事故や広島・長崎の原爆などを例に、さまざまな機関が示した数値を元に講演が進められ、講演後には質疑応答の時間も設けられました。また、質問をいただく時間がなかった参加者のためには用紙を配布し、生涯学習センターのホームページでお答えしようと、準備を進めています。

このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ