ぐるっと流山 放射線基礎講座

ページ番号7581 更新日 平成23年6月30日

こどもとのくらしと放射線、安心・安全のためにできること 生涯学習センターで放射線基礎講座を開催

「正しく知ろう。放射線に関する基礎知識」

 「正しく知ろう。放射線に関する基礎知識」と題しした放射線基礎講座が6月29日(水曜日)、流山市生涯学習センターで開催されました。2回にわたって、放射線の人体への影響について、長年研究されていらっしゃる専門家に、分かりやすく解説していただこうと同センターの指定管理者アクティオ株式会社と市教委との共催で行われたものです。


小さなお子様と一緒に参加できるよう会議室も用意

 1回目となったこの日は、放射線と人々の健康に関わる総合的な研究開発に取り組んでいらっしゃる研究機関・放射線医学総合研究所から発達期被ばく影響研究プログラム主任研究員の武田志乃さんを講師にお招きしました。武田さんは、ご自身が習志野市で子育てをしながら放射線の研究をされていらっしゃる体験も踏まえ「こどもとのくらしと放射線、安心・安全のためにできること」というタイトルで解りやすく話を進められました。

 メイン会場は、定員300人の多目的ホールでしたが、小さなお子様を連れた方々が数多くご参加いただけるようA101会議室から103会議室の間のパーテーションを取り外し、大きなスクリーンに会場の様子を映し出しながら講演が聴けるよう工夫しました。保育ボランティアひだまりの皆さんが玩具などを用意してくださいました。また、普段は絵画や写真を展示するギャラリーにも椅子を並べベビーカーを押したまま入場いただきました。


入場できなかった皆さんはロビーのスクリーンで

 ホールやA101会議室から103会議室、ギャラリーにもご入場できなかった皆さんには、ロビーを開放し、ここにもスクリーンにプロジェクターでホールの様子を映し出しました。また、会場には、耳のご不自由な方々のために、手話通訳と要約筆記の方々にご協力いただきました。講演後は、身近な質問が相次いだことから時間を延長し質疑応答を行いました。武田さんは、ご質問をお持ちの方は、放射線被ばくの健康相談窓口(電話:043-290-4003、午前9時から午後5時)をお気軽にご利用いただきたいと呼び掛けていました。


石原副市長による挨拶

 この日は、流山市を含む東葛6市で、国に対して「福島県以外の学校・幼稚園・保育所等における放射線量の安全基準値を早急に策定し公表すること」、「安全基準値を超えた場合の対応策を示すとともに,その対策に要した費用については,国が全額負担すること」を求め、要望書を提出するため、井崎市長が出張中だったことから、石原副市長が放射線基礎講座の開講に先立ってあいさつしました。


2回目の講演会は7月2日に開催

 2回目は東京理科大学で放射線・化学物質影響科学の分野で、長年研究されてきた小島周二教授を講師にお迎えします。「生体はどのくらいの線量から放射線を感じ取れるのか?」と題し、7月2日(土曜日)午前10時から流山市生涯学習センターで開催します。入場無料、申込不要ですが、会場に限りがありますのでホールは先着300人、小さなお子さまをお連れの方々が安心して授乳などをしながら聴けるようモニターを設置する別室は先着50人とさせていただきます。


定員以上の方がつめかけた

 小島教授は、「私はこれまで30数年間放射線を放出する試薬や放射線照射装置を用いて、生体の機能や応答反応を動物や培養細胞を用いて研究してきました。今回の講座では、"生体はどのくらいの線量から放射線を感じ取れるのか?"を、私自身並びに他の研究者の実験データからお話しします」と語っていらっしゃいます。なお、当日は、直接、会場にいらっしゃれない方々のためにインターネットのユーストリーム機能を使ってリアルタイムでご覧いただけるように工夫します。お問い合わせは、生涯学習センター(電話:04-7150-7474)へ。


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