ぐるっと流山 子ども教室夏休みスペシャル2「昔の暮らしを体験しよう」

ページ番号7487 更新日 平成23年9月1日

博物館子ども教室 夏休みスペシャル2 「昔の暮らしを体験しよう」

台はかりで重さを測る子どもたちの写真

 8月25日(木曜日)・26日(金曜日)、博物館で子ども教室夏休みスペシャル2「昔の暮らしを体験しよう」が行われました。これは、8月6日から開催している企画展「ちょっと昔のくらし」の関連事業として企画したものです。夏休みということもあり、2日間で300名の親子が参加し、昔の人たちが使っていた道具などを肌で感じていました。


布ぞうり作りの写真

 7月の夏休みスペシャル1では、縄文世界を体験しようという企画でしたが、今回は「昔のくらし」ということで、まいぎり式の火おこし、火打ち金・石を使った火おこし、唐箕をまわしてみよう、桶をかついでみよう、台はかりで重さを測ってみよう、布ぞうりをつくろうのコーナーを設けました。

 まいぎり式の火おこしは江戸時代から行われていたと言われています。子どもたちには大人気で、一生懸命火おこしにチャレンジしていました。早くできた子、時間がかかってしまう子もいましたが、火がつくと大きな歓声があがりました。火打ち金と石を使った火おこしは、時代劇などにもよく出てくるカチカチと金と石をこすって火をつける方法です。この道具は、実は古くから使われており、奈良・平安時代の遺跡の調査でも発見されることがあります。大人も子どもも火花までは簡単にできるのですが、まいぎり式にくらべて、うまく火をつけることができなかったようです。


唐箕をまわしている写真

 唐箕は、風力を利用してお米と籾殻とを分類する昔の農具です。江戸時代に中国から伝わったもので、昭和30年代までは農家で使われた道具でしたが、機械化によって見られなくなります。教科書などで見たことがある人も多いかと思いますが、実際に動かした経験がある人は少ないと思います。子どもたちは、ハンドルを回し、風を起こすとお米ともみガラが見事に選別されるのを体験して興奮していました。また年配の方からは、「昔、家にあったよ」とか「懐かしいね」などの声が聞かれました。


火打ち金・石を使った火おこしの写真

 色々な体験は子どもたちだけでなく、親子で一緒に参加するも姿が見られ、夏休みの楽しい1日を過ごしていたようです。企画展「ちょっと昔のくらし」は10月23日(日曜日)まで開催しています。企画展では、台はかりや桶を持ってみたり、手回し計算機など実際に手にとって体験したりすることができる物も展示してあります。また、子どもの頃の懐かしい道具や昔のエコな生活用品をたくさん展示していますので、皆さん博物館に足を運んでみてはいかがでしょうか。


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