ぐるっと流山 ワークショップ「NEW CITY PLANNING~まちをつくろう」

ページ番号7483 更新日 平成23年8月3日

パルコキノシタさんと描く 未来のまちをつくるワークショップ

ワークショップ「NEW CITY PLANNING~まちをつくろう」

  8月2日、流山市生涯学習センターで「匠とつくる!アートであそぼう!展」のワークショップ「NEW CITY PLANNING~まちをつくろう」が開催され、小学生20人が参加しました。このワークショップは、昨年夏に「流山鳥獣絵巻~おおたかの群れを描こう!~」を実施した美術家のパルコキノシタさんを迎えて実施されました。今年は、「NEW CITY PLANNING」と題してこどもたちと未来の街をつくろうというテーマで、段ボールの建物をつくりました。

  ワークショップでは、子どもたちに大・中・小に切った段ボールを渡し、それに自由に建物や街の一部となる絵を描いてもらい、子どもたちが描いた絵の形にボランティアの皆さんが切り抜いてくださいました。昨年のオオタカを描いたワークショップ同様、パルコキノシタさんはたくさんのビルの写真を見本として子どもたちに見せ、「いろいろな色やかたちのビルがあるよ。古いものや新しいもの、よく見て参考にしてみよう」と、観察し、想像して描く指導をされていました。


段ボールで街づくり

  「できたー!次描く!」と作るペースが早い子には、パルコキノシタさんが丁寧に「もっとこうしてみたら?」、「ここが面白いから、ここをもっと工夫してみたら?」など細かい指導をされ、その言葉を受けて子どもたちはより丁寧に作ることに熱中していきました。1時間の昼休憩があったにも関わらず、食事を食べ終わるとすぐに作業スペースに戻り、街づくりに熱中するほど。「パルコ先生!もっと段ボールください!」と次々につくっていく子どもたちの熱意に、パルコキノシタさんも「やっぱり、流山のこどもたちは本当に元気がいいね。去年のワークショップも元気いっぱいの作品ができたけど、今年の子たちもものすごい!」と驚かれていました。


子どもたちがつくる「未来の街」

 完成した街のパーツを、遠近感がでるように配置し、子どもの目線からみると、本当に都会の町並みを眺めるような景色が見えます。子どもたちがつくる「未来の街」のできあがりです。配置も全て完了した後、こどもたちとパルコキノシタさんとボランティアの皆さんと全員で、大きな声で「できたー!」。この日、お手伝いしてくださったボランティアは、パルコキノシタさんが美術を教えている「創形美術学校」の卒業生のみなさん。パルコキノシタさんの「小学生と一緒にアートで遊ばないか?」というツイッターでの声かけによって参加されたそうです。ボランティアのみなさんは「子どもたちと一緒にアートで遊べて楽しかった!子どものエネルギーに驚いきました。」「面白いものがたくさんあって、一緒に作っていて本当に楽しかった」と話していました。


段ボールでつくった街が完成

  参加した子どもたちは、出来あがった街で思い思いに写真を撮り、自分で作ったビルや建物を得意そうに見せあっていました。パルコキノシタさんは、「それぞれの作品に、おもしろいところを絶対ひとつずつ発見できる。今、社会はとても難しい問題を抱えているけれど、こんな明るい希望いっぱいの街をつくる、未来ある子どもたちを、本当に大切にしていきたいと、ワークショップを終えて改めて思います」と話してくださいました。


今回の作品は「パルコキノシタ美術館」に展示

  今回のワークショップでできた作品は、8月10日まで生涯学習センターで開催されている「パルコキノシタ美術館」に展示されます。壁面には、パルコキノシタさんが描いた、今の社会が抱える、いたたまれない悩み、不安を映しだした絵が飾られ、その壁の下に子どもたちがつくりあげたカラフルで希望とパワーに溢れる街が出現し、未来の街が広がっている光景が見られます。パルコキノシタさんが狙いとしていた「流山の未来を作る子ども達の、未来のまちをつくるワークショップ」にふさわしい空間となったようです。


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