ぐるっと流山 ギャラリーよしで「きらめく万華鏡展」

ページ番号7408 更新日 平成23年10月24日

皇室からの依頼品と同型作品も展示

AQUA

  10月22日~11月6日まで、中央消防署近くにあるギャラリーよし(加4丁目)で「きらめく万華鏡展」を開催しています。市内に住む世界的な万華鏡作家・中里保子さんの作品と、中里さんの主宰する万華鏡教室・GLASS-STATIONで万華鏡づくりを学ぶ「仲間」たちの個性豊かな渾身の力作が、所狭しと飾られています。皇室から注文のあった作品や万華鏡の世界大会で最優秀賞に選ばれた作品など見応え十分です。


覗いたAQUA

  数多くの作品のなか一際目を引くのが、透けるような美しいブルーが印象的な高さ40センチほどの万華鏡。アメリカで開催された世界最大の万華鏡コンベンションで最優秀作品賞に輝いた中里さんの作品「AQUA」です。覗いてみると、幾何学的な模様がゆらゆらと水のように揺らめき、さらに背面から当てられた光の反射によって様々な表情の変化を見せてくれます。

  どの作品も装飾が素晴らしく、意匠をこらしています。陶芸家とのコラボレーションで外側が焼き物の万華鏡や、画家でもある自身の絵をあしらったもの、台座に支えられた望遠鏡のようなもの、時計と合わさったものなど・・・外見だけでなく中身もそれぞれ個性に溢れています。ペルシャ絨毯のようなオリエンタルな模様や直線的な構成のもの、どこまでも広がる世界を感じさせてくれるものなど多種多様。


チェンジャブルスコープ

  自分でオリジナルの万華鏡模様が作れるチェンジャブルスコープという変わった万華鏡が入口で販売されています。先端部分を簡単に外すことができ、そのなかにビーズなどの模様となる素材を好きなように入れれば完成です。万華鏡模様を完全にコントロールすることはできませんが、熟練になるとある程度は分かるようになるそうで、実際に中里さんが素材を選んだものは、一般の方のそれとの違いは一目瞭然です。


沼尻のんさんの作品

 ネックストラップとしてアクセサリーにもなる小型の万華鏡は、覗いた世界が万華鏡の模様になるというテレイドスコープ。小さくて軽いので散歩時などにも最適で、見慣れた景色もテレイドスコープを通して見れば、また違った世界を見つけることができるかもしれません。


常設スペース

 ギャラリーよしは今回のような企画展だけでなく、常設展示も行っています。取り扱いは焼き物をはじめとした伝統工芸品が中心です。オーナーの小坂義弘さんは「若い作家が作品を発表できる場を提供したい」との思いで、一般的なギャラリーとは違って場所代をもらわずに展示スペースを貸し、DM製作や発送、ポスティングなどの諸経費もギャラリー側で負担しているそうです。「作品を売るだけでなく、作家の活動領域も広げられれば」とも話しており、作家を講師に招いた教室なども企画しています。問い合わせはギャラリーよしへどうぞ(04-7157-8144)。


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