ぐるっと流山 年に一度だけ開催する「小さな美術館」

ページ番号7391 更新日 平成23年11月2日

手作り作品で自宅をいっぱいに

小さな美術館

 毎年3日間だけ手作り作品を自宅に並べ、一般に開放している「小さな美術館」が、今年も10月29日から31日に行われました。自宅の主は駒木にお住まいの齋藤公子さん。家中いっぱいに展示した自身や知人らの作品で訪れる人の目を楽しませたほか、お茶や手作りクッキーなどでもてなしました。


手作り作品がいっぱい

 コレクションボックスやアクセサリー入れなどの木の小物や、1メートル超のパッチワーク作品に、ぬいぐるみ、数センチ四方の豆本など、多くの人が持ち寄った作品で「小さな美術館」は埋め尽くされています。展示だけでなく、精巧なネイルアートを施してくれるサロンや、端切れを使っての針山やブローチ作り教室、喪失の悲しみを癒すグリーフカウンセラーによる命について考えさせる教室なども行われました。


孫のために

 齋藤さん自身も、1月に生まれる初孫のために作ったフェルトの仕掛け絵本や、磁石の付いた魚釣りのおもちゃなどを展示。また、齋藤さんが勤める高齢者のデイサービス施設での介護の様子などを紹介した写真や文章、また自宅に招いたこともあるシャンソン歌手・渋谷文太郎さんとのこれまでの関わりを綴ったアルバムなども多数置かれていました。

 「小さな美術館」は今年で5年目。開催のきっかけは最愛の夫を亡くしたことです。当時、失意のどん底にいた齋藤さんを励ましてくれた友人たちに恩返ししたいとの思いで、創作活動をしている友人たちの作品発表の場を作りました。もちろん亡き夫の陶芸作品も毎年展示しています。


外観

 今では人が人を呼ぶ、つながりの場としても機能しており、作品を展示する人も訪れる人も毎年どんどん増えています。「毎年一年がかりで小さな美術館の準備をしています。大変だと思ったら大変だけど、皆さんから元気をもらっています。おもてなしの心を大事にしながら、皆さんに感度を与えていきたいです」。来年の開催もすでに決めているという齋藤さんは活力に満ちています。来年も期待です。


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