ぐるっと流山 渋谷文太郎コンサート

ページ番号7594 更新日 平成23年6月20日

シャンソン界注目の男性ヴォーカリスト

甘いマスクの渋谷文太郎さんの写真

 6月19日、シャンソン界で今最も注目される気鋭の本格派男性ヴォーカリスト・渋谷文太郎さんのコンサートが、生涯学習センターで行われました。被災地復興への想いを込め、「シャンソン・カンツォーネ 愛を贈る2011」と題し、力強く愛を歌いあげる渋谷さんの姿に約200人の聴衆は酔いしれました。


真っ白な衣装の渋谷さんの写真

 渋谷さんは、学生時代を過ごした京都を拠点にしながら、都内や故郷の新潟でもコンサート活動をしています。シャンソン・カンツォーネのほか、映画音楽、ミュージカル、ジャズなど幅広く活躍しています。その甘いマスクと歌声で、年代を問わず多くのファンを魅了しており、心を歌うヴォーカリストとして人気を集めています。


始めて間もないとは思えない美月ゆうさんのパフォーマンスの写真

 コンサートは前半と後半の2部で構成。純白のスーツで壇上に現れた前半は、情熱的で愛の言葉を連ねた「アルディラ」や、日本でも多くの方にカバーされ人気の「サントワマミー」などを歌いました。前半の終わりごろには、渋谷さんと親交のある美月ゆうさんが、目も覚めるような真っ赤なドレスをまとってゲスト歌手として登場しました。美月さんは子育てで追われた「青春を取り戻したい」と数年前から歌手活動を始め、この日も見事なソロを披露しました。


ブルーの衣装に変更した渋谷さんの写真

 後半の入場は会場の後ろから。純白のスーツから光沢の美しいブルーのジャケット姿へと装いを変え、陽気な曲「サンジェルマンへおいでよ」を歌いながら、会場のお客さんと握手を交わし颯爽と動き回る渋谷さんを、真っ暗な闇のなかスポットが追いかけます。美月さんが歌った、静かで美しい調べの「ノクターン」では、渋谷さんがピアノを弾く姿も見られました。


見事な作品に見入るお客さんの写真

 渋谷さんが流山でコンサートを行うのは今回が初めてではありません。年に一度、自宅を「小さな美術館」として手作り作品などを一般公開している、市民の齊藤公子さんのお宅でのホームコンサートに、これまで2度呼ばれています。「小さな美術館」は、人と人とのつながりを大事にしており、齊藤さん自身や友人たちによる作品で溢れています。今回の渋谷さんのコンサート会場である生涯学習センターのホール入り口も、さながら「小さな美術館」のように、齊藤さん手作り作品で飾り付けられていました。


皆さんの前で挨拶の様子の写真

 コンサート最中に渋谷さんから齊藤さんの紹介があり、多くの人に渋谷さんの歌を聞いてほしいと尽力していた齊藤さんは「5年前に夫を亡くして失意のどん底にいた時に、渋谷さんの優しい声で歌われる「千の風になって」に勇気づけられました。また、たくさんの友人が私を支えてくれました。今度は私がその恩返しをする番だと思っています。」と話しました。その挨拶を受け、「歌わないわけにはいかない」と「千の風になって」が披露され、また震災に心を痛めた齊藤さんがぜひ歌ってほしいとリクエストしたという、「愛しかない時」と「奇跡~大きな愛のように~」を最後に熱唱し、盛況のうちにコンサートは終了しました。


皆さんで手をつないで締めの様子の写真

 つながりを大事にする齊藤さんらしく、コンサートには多くの友人のほか、勤め先である介護施設に通っている障害者の方や、旦那さんの元・上司の方なども来ていました。なお、先に紹介した「小さな美術館」は今年も開催が決まっており、10月29日から31日にかけて自宅を開放する予定です。つながりがつながりを呼び、どんどん広がっていく人の輪が、今年の小さな美術館も賑やかなものにしてくれることと思います。


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