ぐるっと流山 福島県人会の震災復興キャンペーン(後編)

ページ番号7347 更新日 平成23年11月15日

駄菓子やマッサージに笑顔いっぱい 福島県人会の震災復興キャンペーン(後編)

「ぴこっと」の駄菓子屋

前編からの続き

 一方、和室では、子ども衣料品のチャリティのほか、市民団体「生涯学習サロンぴこっと」の駄菓子屋と市民団体「ママカフェ お母さん塾」よる足裏マッサージも行われていました。子どもたちには駄菓子が人気。配布された「10円券」や「50円巻」を使って駄菓子を買うシステムです。ぴこっとが広げるたくさんの駄菓子に、子どもたちは目をキラキラさせながら、思う存分甘いものを楽しんでいたようです。

 足裏マッサージを堪能していた遠藤さんは、宮城県女川町で被災し全てを流され避難してきましたが、流山では、グラウンドゴルフやコーラスなどのサークルに入って忙しい毎日を送っているといいます。「怖い思いをしましたがせっかくいただいた命。後ろを向いている暇はない。毎日を感謝して一生懸命生きないと」と笑顔で語るその言葉は、苦難を乗り越える人だけが話せる非常に重みのある言葉でした。


皆さんリラックスした表情に

 一方、ハンドセラピー仲間でボランティアとして参加している原田さんは、避難者の皆さんの足をマッサージしながらたくさんの方の話を聞いていました。「マッサージをしていると、何も話さないで涙ぐむ人もいれば、堰を切ったように話しだす方もいらっしゃいます。皆さん、今まで耐えて溜めてきたものがたくさんあるのだろうなと感じます。大したことはできないですが少しでも役に立てれば。でも、話していて逆にこちらが元気をもらっていることも少なくないんですよね」。原田さんたちのマッサージを受けている方は、皆さん笑顔でいっぱいでした。


お子さんたちも喜んでいました

 今回のイベントで偶然の再会を果たした方々もいらっしゃいました。阿部さん一家と鎌田さん一家は、南相馬市の同じ避難所で生活をしていた方々。散り散りに避難所から出て、お互いの所在も知りませんでしたが、今日、この会に参加して初めて2家族とも流山に避難していたことを知ったそうです。「生まれ育った故郷に帰りたいが、(帰れないかもしれないという)覚悟もしている」と悔しさをにじませながらも、車座になって配布された焼きそばを食べながらお互いの近況や郷里の話でひと時盛り上がっていました。


ガス展に出展していた「ぶらっとえにし」

 また、流山市福島県人会に賛同している江戸川台駅西口のレンタルギャラリー「ぶらっとえにし」では、11月27日まで絵画や版画などを格安で販売し、その収益を義援金とするチャリティ販売をしています(木曜・金曜・土曜・日曜)。当日は、江戸川台福祉会館のすぐ近くで開催していた京和ガスのガス展でもチャリティ販売を行い、多くのお客さんが訪れていました。


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