ぐるっと流山 ストップ温暖化!ながれやま出前講座

ページ番号14080 更新日 平成24年12月3日

美田自治会で開催された出前講座

  11月30日、美田自治会館を会場に「ストップ温暖化!ながれやま出前講座」が行われました。出前講座は、市が市民団体「温暖化防止ながれやま」に業務委託し行っている事業で、エネルギーや環境問題に詳しい講師が会場に出向いて、依頼者の希望に合わせた講義を行うものです。今回、申し込みいただいたのは美田自治会・安心町づくり部会の皆さんです。


ストップ温暖化!ながれやま出前講座

  美田自治会は環境家計簿にも積極的に取り組んでくださっており、約600世帯のうち、平成22年度は177世帯、平成23年度は124世帯が環境家計簿をつけています。同自治会の松島英雄会長は「環境家計簿って名称は、なんだか堅苦しくて、とっつきづらい。美田では「美田エコノート」と呼んでみんなで楽しく取り組んでいます。今回は、あまり手掛けたことのない冬の節電に協力するために出前講座に申し込みました」とおっしゃっていました。


講師の春田さん

  講師の春田育男さんは、美田エコノートの取組状況の集計と分析を行い、エコノートへの取組を始めた平成22年から平成23年にかけて、世帯平均が、夏は電気、ガス、水道ともに使用量が減少していることを指摘。特に、美田自治会で積極的に進められているゴーヤのグリーンカーテンを行っている世帯では、行っていない世帯よりも電気使用量は15%ほど削減されていることを解説しました。春田さんは「冬は夏よりもエネルギーを多く使用し、取り組む時間帯も長くなりますので、冬に合った省エネ対策が重要で、使用量を昨年と比較する事がダイエットにつながります」とおっしゃっていました。


講師の平手さん

  続いての講師の平手彰さんは「冬の節電は実は簡単。30%は下がっちゃうので流山市の節電チャレンジに応募する方は2年に分けて節電した方がお得です」と会場を笑わせていました(市が行う「節電チャレンジ・冬」は前年比15%の節電で「ながぽんポイント」500ポイントを進呈するものです)。平手さんによると、冬の節電は「熱の逃げ道をふさぐ家の断熱工夫が最も大事。中でも最も熱の放出が多い開口部である窓対策を中心に行うがよいでしょう。70%はここから逃げるから窓を押さえるのがコツ」ということです。


カーテンレールと壁との隙間にプラスチックの板を置く

  まずは、カーテンの上部のカーテンレールと壁との隙間にプラスチックの板を置くだけで全然違うと言います。暖房で暖まった空気が循環して窓で冷やされて出てくるのを防ぐそうです。ちょっと手を入れたい方は、ホームセンターなどで購入できるプラスチックダンボール(プラスチックで作られた段ボールのような形状のもの)を全部の窓にぴったりはめると、より効果が大きいそうです。

 


暖気を循環させることが大事

  また、意外かもしれませんが暖房に併用して扇風機を用いるのも効果的だそうです。部屋の上部にたまった暖気を循環させるために、扇風機の首を目いっぱい上げて暖房が付いているのと逆の壁に向かって風を送ると効率的な循環になるそうです。扇風機を既にしまってしまった方は、20分おきに新聞紙を広げて天井に向かって仰ぐだけでも全然違うそうです。平手さんのユーモラスな動きに会場はまたも笑いに包まれました。


参加された皆さん

  平手さんはそのほかにも、ブレーカーのアンペアを30A程度に交換することの提案や、太陽熱温水器の効果、最新の便座の紹介などをしたうえで「でも一番大切なのは機器よりも工夫です。冬の節電はいかに熱を家から逃がさないか。電気については、検針のメーターを毎朝見ると一日の使用の度合いが分かるようになりますよ」と締めくくっていました。出前講座は、自治会、団体、PTA、学校など指定の場所に出向き、皆さんの興味のある話題について講義します。環境問題などの堅い話から、お得な節電の具体的な方法など、興味をお持ちの方は流山市環境政策課(電話04-7150-6083)へ。


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