ぐるっと流山 流山小学校区防災訓練

ページ番号13984 更新日 平成24年11月26日

新東谷防災広場で初の防災訓練

約180人が参加

 11月24日、今年4月に開設したばかりの新東谷防災広場で流山小学校区防災訓練が行われました。流山小学校区まちづくり協議会(秋元浩司会長)の主催により初めて開催されたもので、地区内の16自治会の住民の皆さんをはじめ、流山南高校からボランティアで10人の生徒たちや少年野球チーム流山マリーンズの子どもたち18人も参加し、合計約180人が集まりました。


簡易トイレ

 今回の訓練は、流山消防署や地元消防団、市の防災担当課などが協力しAEDの取り扱いや三角きんによる止血法の実演、消火器による初期消火訓練、煙体験など、参加型の訓練のほか、防災フェアーとして防災広場の設備や資機材の紹介も行われました。仮設置されたマンホールトイレや簡易トイレは、参加した皆さんも関心が深く市職員の説明を聴き入っていました。


煙体験

 煙体験は、薬液による煙が充満したテントに中を通るもので、5、6メートルほどの区間ですが、皆さん口々に「全然見えなくて怖かった」「火災にあったら、冷静にならないとパニックになりますね」などとおっしゃっていました。実際の火災でも、焼死するのはほとんどが煙によるものだそうです。「火災などで煙が充満した時は、タオルなどで口や鼻を押さえながら低い姿勢を保ち、壁伝いに足で前方に障害物や穴などがないことを確認しながら歩くと良い」と消防職員がアドバイスしていました。


三角きんの使用法

 流山南高校からボランティアで参加した生徒たちは、男子生徒が会場設営を、女子生徒が参加者へのチラシ配布を手伝ってくださいました。その後は、各体験コーナーを回りながら防災についても学んでいました。三角きんによる止血法を学ぶコーナーでは、お互いに頭に三角きんを巻く訓練を受けていました。三角きんは、傷を覆うのと血を止めるという役目があるので、ポイントは傷が全て覆われるように巻くことと、血が止まるように少しきつめに縛ることだそうです。


初期消火訓練

 消火器の取り扱い訓練では、初めての体験の方も多く、消防職員の丁寧な説明を食い入るように聞いていました。ピンを抜いてレバーを握ると液剤が噴射しますが、「まずは足元にまきながら火元に近づき、中身を使い切るまで噴射してください」と指導されていました。初めての体験だったという流山3丁目から参加の長井喜美子さんは、「いざという時に一度体験しておくと安心ですね。慌てるとピンを抜くのも忘れてしまいそうですから」と話されていました。


安否確認フラッグ

 この訓練では、会場で体験するほか地域で行う安否確認フラッグによる安否確認訓練も実施されました。平和台3丁目にお住いで災害救援ボランティア推進員の岡部英雄さんが推奨して行われたもので、先進自治体では既に取り入れられているとのことです。このフラッグは、近隣の方に無事を知らせるもので、大規模災害時は安否確認に非常に時間がかかることが懸念される中、とても有効な取り組みです。流山7丁目自治会(八幡勝利会長)では、97世帯中72世帯が訓練に参加し自宅の玄関や門の近くにフラッグを掲げました。


被害状況を掲示

 また、東谷自治会では、被害状況を各支部・班ごとに記した一覧を会場内に掲示しました。一目で世帯数や被害状況が分かり、市の防災担当者も「各自治会でこうした表を作成いただくと、市内全体の被害状況を把握するのにとても役立ちます」と語っていました。今回の訓練を取り仕切った流山小学校区まちづくり協議会副会長の宮内徹也さんは、「大規模災害時は、まずは地域がしっかりと対応しないと被害を小さく抑えることはできません。来年は内容を変えて、避難所での避難生活を想定した訓練を予定しています」と話されました。


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