ぐるっと流山 世界の珍しい万華鏡が一堂に

ページ番号13797 更新日 平成24年11月14日

世界のきらめく万華鏡展が12月24日まで開催中

万華鏡ギャラリー見世蔵

 11月14日、万華鏡ギャラリー見世蔵で「世界のきらめき万華鏡展」が始まりました。期間は12月24日までです。国内外の万華鏡作家、約30人が出品し、常設の万華鏡を加えると、約200の万華鏡が展示されています。

※この記事は、市役所に職場体験に来た北部中2年の飛田拓哉くんと瓦吹武蔵くんが、秘書広報課広報係の監修のもと取材・執筆したものを、広報係が責任をもって掲載しています。


中里保子さんの作品「秋草」

数多い出品のなかでも見どころのひとつは、市内在住の世界的万華鏡作家・中里保子さんが、2007年の万華鏡の世界大会でのグランプリ受賞作品「秋草」です。黄色に赤の被せガラスにサンドブラストの技法で秋の草花を彫り込み、さながら蒔絵の箱のよう。内部を覗くと削り込まれたガラスの黄色の部分が光を受けて、やはり蒔絵の金色の細工のように見えます。


山見浩司さんの作品

国内での万華鏡作家の草分け・山見浩司さんの作品も出品されています。山見さんの万華鏡との出会いは留学先のアメリカ。とあるガラス専門店に入り、望遠鏡らしきものを手にして覗き込んだ瞬間、今まで目にしたことのない美しい世界が目の中に広がり、言葉も出ないほど感動したそうです。それが万華鏡だと知った時にはすでに万華鏡の虜になっていて、それ以来、数多くの作品を作り続けています。


かわいらしい仕掛けが

 日本万華鏡大賞を2年連続グランプリに輝いた実績を持つ、我孫子市在住の村越通浩さんの作品のひとつ「扉の向こうには・・・」には面白い仕掛けがあります。本の上に、古代ローマ建築のような扉の形をした万華鏡が置かれ、その横には可愛らしいリスのオブジェがあります。そのリスを扉の横に移動すると、扉のなかに広がる万華鏡が自動的に回りだすというもの。連動して横に並べられた万華鏡も同時に回り、娘さんにねだられて作った作品とのことです。


どれもスタイリッシュな作品ばかり

 服飾学校の講師をしながら、万華鏡作家としても製作に励む沼尻のんさんはもともとスタイリストとして働いていた異色の経歴を持ちます。沼尻さんの生み出す作品はどれもファッションの香りがし、万華鏡の心臓部であるミラーには妥協せず高品質なものを使用し、スタイリッシュでモダンな作品に仕上がっています。


最初のお客さん

 展示会最初のお客さんとなった、松戸市から来た夫妻は「どれも形が工夫されていて、特徴的。一般的な万華鏡のイメージと全然違いますね。とてもたくさんの万華鏡であふれていて、そのどれもが美しいです」と話しました。


万華鏡作り講座を開催

 見世蔵では、中里保子さんが講師を務める万華鏡作り講座を12月16日(日曜)に開催します。真鍮製でオブジェクトケースに木製の台座が付く本格的なデザインの作品に挑戦します。お部屋のインテリアとしても美しく、おしゃれな万華鏡です。中里さんが丁寧に指導しますので、どなたでも簡単に作ることができます。参加費用は6000円。申し込みは11月21日から電話で受け付けます。見世蔵(04-7103-2817)


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ