ぐるっと流山 国際交流サロン「腹話術・玉すだれ・手品」

ページ番号13745 更新日 平成24年11月12日

国際交流サロン

11月7日(水曜日)、公民館で流山市国際交流協会(NIFA)と公民館共催の国際交流サロンが行なわれました。同協会の日本語講座に通うタイ、中国の出身者など外国人5人や交流協会の会員、広報を見てきた方たち合わせて32人の参加者が、「腹話術や玉すだれ、手品」を楽しみました。講師は、「ロゴス腹話術研究会」の春風マルタ、春風マルコ、春風正イチロー、坂 政子、柏倉万里子の5人の方々です。皆さんは、生涯学習センターなどで月5回の例会で研鑽するほか、地域の社会福祉施設などへ訪れボランチア活動をしています。


腹話術

「ノンちゃーん」との会場の呼び声に応えて、ドアから人形ノンちゃんが演者の腕に抱えられて登場。「どんぐりコロコロの歌」にあわせた軽妙な会話のやりとりに笑いが広がり、会は始まりました。人形「けんちゃん」は、少しガラガラ声の男の子、数え歌にのせて、ユーモアたっぷり。「ヒカルちゃん」は、声高な女の子。プレゼントをネタに、やさしい笑顔をみんなに贈ろうとします。「サッちゃん」は、女の子。「古池や・・」、「五月雨を・・」などだれでも知っている俳句をネタに、さり気ない日本の文化を披露。と、腹話術4題が休憩をはさんで、テンポよく実演されました。


玉すだれ

腹話術の間に、「玉すだれ」と「マジック」が実演されました。お二人による「玉すだれ」は、現在ではイベントなどで見られるものですが、ご存知、日本伝統の大道芸です。「アさて アさて、アさて さてさてさて、さては南京玉すだれ」と威勢のよい掛け声や唄に合わせて、踊りながら手に持つ長さ30センチほどの竹製のすだれを「ちょいと見れば」、“天の橋立”、“お江戸日本橋”、“富士の山”などと言いながら種々の形に変えて見せていきます。この心地よいテンポのお囃しに参加者も手拍子で応じ、会場は大いに盛り上がりました。

 


マジック

マジックでは、お馴染みの小道具である紙やひも、ノートなどを使ったものが披露されました。紙を筒状にし、中に何もないことをみんなに見せた「紙筒」を使って、中からつぎつぎと色鮮やかなレース風の布が出てくる。ふたたび筒に入れられたレースは、無くなっていたりするので、見た目も面白く、「あら、どうして」といいながら、みなさんマジックの世界に入り込み楽しんでいました。タネを見破ろうと席の前の方に陣取ったという男の人は「残念だが、一つもわからなかった」と感心しながら嬉しそうに話していました。


腹話術

最後の10分ほどは、春風マルタ先生の飾らない人柄で腹話術のやり方を実演、指導してくださいました。「人は、普通話すときのように、胸音というやり方でするのに対して、腹話術では、腹式呼吸で腹から出す腹音という方法を使います。人形などの口をパクパク動かして、人形が話しているように声を出します。」そして、「人が先に話し、人形が後で話す。そのとき人形の口が動き、人の口は動かさないんですよ」と丁寧な説明がありました。音の出し方は、「上下の歯をつけ、前の歯と歯との間に少しの隙間をつくり、“い”の発音の形をして腹から声を出せばいいんですよ。」 と指導。ここは日本語講座のサロンで外国の人もいるので、“あ、い、う、え、お” の発声を見本に披露してくださいました。

 


マジックを披露

中国の方は、「中国では見られない芸です。初めての経験でしたが、うまく言葉が出て楽しかった」と興奮気味に話してくれました。唇を結ぶ発声の多い中国語では、腹話術は難しいようで、国では見られない芸だそうです。タイの参加者のご主人は、始めての国際交流サロンの参加でしたが、「今日は非常に楽しかった。幸せな一日でした」と大変喜んでおられました。また、外国出身者は、今日の感想を聞かれて、みなさん口々に「面白かった」、「身近で見られて楽しかった」と述べていました。


腹話術

国際交流サロンは、日本と外国との文化を相互に理解しあうことで、市内にお住まいの外国出身者の方々を含めた市民の交流の輪を広げることを目的に開かれています。これまでにも、外国出身者や市民の方々がお互いに講師となって、各国の料理づくりや、お互いの文化などを題材にしながら、原則毎月1回交流を行っています。次回の国際交流サロンは、12月19日(水曜日)、文化会館で「二胡の演奏(真 真さん)」です。 また、流山市国際交流協会では、市内在住の外国の方を対象とした「日本語講座」を、文化会館を会場に毎週水曜日に開催しています。いずれも、お問い合わせは文化会館(04-7158-3462)まで。


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