ぐるっと流山 小山小3年生が和菓子作りに挑戦

ページ番号13609 更新日 平成24年11月6日

小山小3年生が和菓子作りに挑戦

和菓子作りを体験

 11月5日、鰭ケ崎の「菓匠 美しまや」で、小山小学校(鈴木克己校長)の3年生が和菓子作り体験を行いました。小山小学校では、他県や他市から転校してきた児童も多く、流山市のことを良く知らない子どもたちも少なくないため、昨年度より流山市の郷土愛を育むためにも、総合的な学習の時間に「銘菓から探ってみよう、流山の良さ!」というテーマで学習を進めています。


店主の水沼さんが熱心に指導

 この日は、3学年全員の122人が10人程度の班に分かれ、和菓子づくりに挑戦しました。作る和菓子は、流山ふるさと産品にも指定されている「一茶の宿」。白みりん発祥地である流山にちなんで、材料にみりんが使われており、ほんのりした甘い香りが特徴です。子どもたちは、皮になる白あんの生地に、別のクリが入ったあんを包む作業を行いました。


丁寧に白あんを丸めます

 作業は、白あんを丸めてから薄く延ばし、中にクリのあんを包みまた丸めます。あまり時間をかけすぎると、手が乾いてきて生地が付いてしまいうまくできません。店主の水沼英夫さんに、「湿ったふきんで手を濡らしてやり直すとうまくできるよ」とアドバイスを受けながら、子どもたちは真剣なまなざしで作業を続けました。


木型でかたどります

 でき上がったあんは、オーブンで焼き上げる前に水沼さんが昭和61年の発売当時から使っているという桜の木でできた木型に入れて、一茶の宿の形にかたどります。桜の木は、固くて長年たっても反ったりせずに形が変わらないとのこと。「すでに数万個もの一茶の宿を、この木型で作ったと思います。たぶん一生使い続けるでしょう」と水沼さんは話します。


真剣に作業に取り組む子どもたち

 体験を終えて3年2組の小川はやと君は、「生地がべとべとして難しかったけど、丁寧にやったらうまく丸めることができました。後で、焼きあがった一茶の宿を学校で食べるのが楽しみです。家でもお母さんを手伝って和菓子を作ってみたい」とうれしそうに語ってくださいました。


子どもたちの質問に答える水沼さん

 水沼さんは、「学校で行う校外学習には、積極的に協力したいですね。家で和菓子を作る機会は少ないと思いますので、これからも要望があれば続けていきます。子どもたちの何気ない疑問に答えるのも楽しいし、昨年は、たくさんの子どもたちが後日、お店に来てくださり、お店のしおりを作ってきてくれたりして、とてもうれしかった」と目を細めていらっしゃいました。


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