ぐるっと流山 まちなか森づくりプロジェクト

ページ番号20406 更新日 平成26年3月4日

まちなか森づくりプロジェクト

   2月28日、南流山中学校で、1、2年生と教職員など約430人が参加しての植樹が行われました。これは、本年度、市内5か所で行われているまちなか森づくりプロジェクトの第五弾で、43種類、約1,500本の苗木をグラウンド周りに植えました。この事業は、NPO法人地球の緑を育てる会の主催で、森づくりの第一人者、横浜国立大学名誉教授・宮脇昭さん指導のもと、日本財団の助成を受けて行ったものです。市は、市民団体等とサポート委員会を立ち上げ協力を行っています。


宮脇名誉教授の講演

   体育館で行われた宮脇名誉教授の講演では、自らが撮影したという阪神大震災や東日本大震災の現場写真をスライドで紹介し、人間の命を守る鎮守の森の重要性を説きました。宮脇名誉教授が提唱する「宮脇方式」と呼ばれる植樹方法は、国内だけでなく、中国やブラジル、ケニヤなど世界各地で行われ、その土地にあった複数の植物を自然に近い状態で競合させながら育成するものです。宮脇先生は「皆さんとともに生(なま)のいのちの尊さ、厳しさ、はかなさ、すばらしさを実感し、あなたとあなたの家族のいのちと心を守る千年・万年と続き、地域景観と共生する世界に誇る21世紀の鎮守の森を伊藤明校長指導のもと南流山中学校の皆さん・流山市から世界へ」と語りかけました。


19のグループに分かれて植樹を行いました

   約400人の生徒は19のグループに分かれ、生徒の中から選ばれたリーダーや、NPOのサポートのもと植樹を行いました。最初は慣れない手つきで苗木を植えていた生徒たちも、数本植えているうちに、植える間隔や土を掘る深さなど、慣れた手つきで積極的に植えていました。苗木をひととおり植えたあとは、土の表面に稲わらを敷きつめました。これにより大雨時の土壌流出、雑草繁茂、乾燥等を防ぐことができて、最後には土にかえって肥料になるとのことです。5年後、10年後の成長が楽しみになったことと思います。


南流山中学校の植樹と合わせて、市内に約1万本の苗木の植樹が完了

   市内5会場で行われた平成25年度のまちなか森づくりプロジェクトは、南流山中学校の植樹をもって市内に約1万本の苗木の植樹を完了しました。植樹された木々が大きくなり、木陰の安らぎを与えてくれるだけでなく、災害から人命を守り、動植物の生態系を育む森として防災、生態系維持、二酸化炭素吸収、ヒートアイランド抑制など様々な効果を発揮してくれることが期待されます。それぞれの植樹場所の事業の詳細は市ホームページをご覧ください。


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