ぐるっと流山 第8回 全国緑のカーテンフォーラムin流山

ページ番号22709 更新日 平成26年9月3日

全国緑のカーテンフォーラムin流山

   8月31日、生涯学習センターを会場とした「第8回 全国緑のカーテンフォーラムin流山」が行われ、フォーラムのメイン会場となったホールには約350人の観客が集まり、一部会場に入りきらない方は別室のモニターでの聴講となりました。このフォーラムは、「NPO法人緑のカーテン応援団」が中心となって平成20年那覇市開催の第1回に始まり、浜松市、福岡市、三郷市など全国で行われてきたものです。本年度は、流山市がゴーヤカーテンの苗配布や育て方講習会などを委託する「流山ゴーヤカーテン普及促進協議会」(松島英雄会長)の地域に根付いた活発な活動が認められ本市が開催市として抜擢されました。


第1部の基調講演

   第1部の基調講演を行った菊本るり子さんは、「NPO法人緑のカーテン応援団」会員で、板橋区立高島第五小学校の現役の音楽の先生です。平成14年に「森をまとう」をキャッチコピーにしたマンションへの引っ越しをきっかけに、ベランダでヘチマや朝顔などのつる性植物の栽培を始めたところ大成功し、翌年からは勤務していた学校で緑のカーテンに取り組み始めました。暑さ対策として始めた緑のカーテンですが、子どもたちは、土に触れることで自然・生き物などから環境への視点も目覚めていったそうです。菊本さんは「重い問題からスタートすると息切れしてしまいますが、緑のカーテンを育てることを楽しんで自分の周りの自然に気付いていくことが子どもたちには非常に良かった」といいます。


第2部の事例発表

   第2部の事例発表では、「流山ゴーヤカーテン普及促進協議会」の馬渡敏隆さんが、サーモグラフによる温度測定でゴーヤカーテンの効果を解説するなど、「涼」による節電等の地球環境への貢献、「食」による健康と味覚の楽しみ、ゴーヤを通した地域の「和」作りのそれぞれの取組を発表しました。市の委託を受けゴーヤ苗の配布を行う同協議会は、平成23年度41自治会から平成24年度に83自治会に取組み自治会が増えたものの効果的なカーテンの作成方法を知らない方も多かったため、講習会などで育成方法を広めています。流山をゴーヤの街にすることが夢だという馬渡さんは、高層マンションのベランダに設置された数百のエアコン室外機が排熱する画像を見せ、「皆さんもこれが全部ゴーヤカーテンになるといいなと思いませんか」と語りかけました。


第3部パネルディスカッション

   第3部は井崎市長と2人の市民とのパネルディスカッション。パネラーの皆さん共通の悩みは夏が終わった後の片付けだそうで、棒に付けたネットを棒ごと外すようにすると作業も少し楽になるなどの意見が出ていました。子育て世代の高橋さんは「子育てママはこういったフォーラムには来られないので、1部の菊本さんの話のように、地域がバックアップすることで、先生から子どもたち、子どもたちから各家庭に発信されるといいですね」と話し、井崎市長は「第2部で事例発表をした協議会のように、ゴーヤアイスの開発・販売など、市民の皆さんがコミュニティビジネスとして継続して利益を上げられるようなモデルになると素晴らしいと思います」とそれぞれの視点での意見交換を行っていました。


パネル展示

   会議室のパネル展示会場では、流山市や流山ゴーヤカーテン普及促進協議会のほか、環境省を始めとした全国各地の行政や企業など24団体の展示も行われ、フォーラムの前後には多くのお客さんが説明を受ける姿や情報交換を行う姿が見られました。フォーラムの最後には、ゴーヤを美味しく食べる調味料などの協賛企業からのお土産も参加者に配られ、皆さん笑顔での家路となりました。参加された女性は「ネットをピンと張らないと、ゴーヤが不安に感じて成長しないという話は面白かった。今年は成長が今ひとつだったので来年はネットにも気を使いたいと思います」と話してくださいました。


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