令和4年流山市議会第1回定例会（閉会日挨拶）

閉会日（令和4年3月22日）

　はじめに、3月16日の深夜、福島県沖を震源とする最大震度6強を観測した地震において、犠牲となった方々とご遺族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます。また、被害に遭われた方々に深くお見舞い申し上げます。
　なお、本市は、姉妹都市である相馬市から17日正午に要請を受け、1.5リットルのペットボトル2,296本、500ミリリットルのペットボトル720本、計3,804リットルの飲料水を、4台のトラック等に積載し、8名の職員が同日午後7時25分に同市へお届けしました。

　次に、今般のロシアのウクライナに対する武力侵攻は、主権国家を蹂躙する行為であり、断じて許されるものではありません。平和都市宣言を掲げる本市は、ロシアの行動を強く非難すると共に、一日も早くウクライナの人々に平和が戻ることを切に願います。
　なお、本市は、日本赤十字社の「ウクライナ人道危機救援金」に賛同し、市役所受付、4カ所全ての出張所、駒木台、向小金、東深井、野々下、赤城、下花輪の各福祉会館、コミュニティプラザ及び生涯学習センターの13カ所に募金箱を設置しておりますので、皆様のご協力を心からお願い申し上げます。
　また、同救援金については、去る3月18日から「ふるさと納税」の仕組みを活用した寄附の受付も開始しています。

　さて、去る2月17日に開会しました本定例会も、本日をもちまして34日間にわたる会期を終え、ここに閉会を迎えることになりました。
　本定例会の提出議案については、議員各位に慎重なるご審議をいただきました結果、いずれも原案のとおりお認めをいただきありがとうございました。
　皆様から頂戴しましたご意見、ご提言を踏まえ、今後の市政経営に当たってまいります。

　ここで、この場をお借りして 5 件ご報告をさせていただきます。
　はじめに、新型コロナウイルスの感染状況及びワクチン接種の進捗状況について申し上げます。
　2月1日から3月16日までの新規感染者は6,678人、うち、10歳未満が1,560人、23.4%、10歳代が965人、14.4%、20歳代が661人、9.9%、30歳代が1,238人、18.5%と、40歳未満の若年層が全体の約66％を占めています。
　県内の新規感染者数は減少傾向にあるものの、依然として高い水準であり、医療現場に余裕があるとはいえません。
　4月には年度が替わり各種行事等が予想されますが、市民の皆様には、引き続き基本的な感染防止対策の徹底をお願い致します。
　3回目のワクチン接種については、国の方針により全年代において2回目接種の6カ月後に3回目接種が可能となり、3月16日現在、65歳以上の高齢者の77.6%、18歳から64歳の方の18.4%が接種を終えています。
　接種の前倒しにより今後の接種者増が見込まれるため、クリーンセンターと保健センターの常設集団接種会場の開設期間を4月下旬まで延長します。
　また、3月から開始した5歳から11歳の小児の接種については、医療機関の個別接種に加え、上下水道局、保健センター、東部公民館に集団接種会場を開設してまいります。
　さらに、去る2月17日、県がキッコーマンアリーナに開設した臨時医療施設については、3月31日まで開設される予定でしたが、まん延防止等重点措置区域の指定解除に伴う人流の活発化や新たな変異株等による感染再拡大のリスクを鑑み、開設期間を5月末まで2カ月延長とする旨の連絡を受けています。
　なお、キッコーマンアリーナのエントランス、武道場、弓道場等については、4月1日から一般の利用を再開致します。

　次に、電動キックボードを活用した観光まちづくりに関する連携協定の締結について申し上げます。
　去る3月1日、電動キックボード「Bird」のシェアリングサービスを提供するBRJ株式会社と「電動キックボードを活用した観光まちづくりに関する連携協定」を締結しました。
　同協定は、流山本町及び利根運河両地域内の回遊性を向上させる移動手段として電動キックボードを活用するものです。令和4年5月から流山本町地域における実証実験の開始を目指し、現在は国の認可取得等の準備を進めています。

　次に、クリーンセンターごみ焼却施設の運転再開について申し上げます。
　令和3年10月から、クリーンセンターのごみ焼却施設に不具合が発生し、焼却炉1基が停止していましたが、令和4年2月末に補修等が完了し、通常運転を再開しました。
　焼却炉の停止中は、柏市に処理業務の一部を、民間事業者に運搬処理業務の一部を委託するとともに、市民の皆様にも、ごみの減量化・資源化・分散排出にご協力いただきました。ごみ処理の停滞を招かぬよう対応できたことに、この場をお借りして、心から御礼申し上げます。

　次に、総合運動公園バーベキュー場の本格運営について申し上げます。
　令和4年4月2日から、総合運動公園においてバーベキュー場の本格運営を開始し、3月19日から予約を受付しています。
　同施設は、去る2月18日に開催した事業者提案審査委員会において「株式会社ファクティブ」が選定されました。
　本格運営では、近隣農業者と連携したバーベキュー食材の収穫体験メニュー等、流山市みどりの基本計画の施策の一つである農地の保全にも寄与する事業を予定しています。

　次に、小・中学校のトイレ改修の完了について申し上げます。
　新型コロナウイルス感染症対策の一環として、市内の小学校14校、中学校6校においてトイレ環境改善の工事を行い、去る3月9日に完了しました。
　工事の内容については、大便器の洋式化、小便器の自動洗浄化、手洗い場の自動水栓化、床の乾式化等を実施したもので、本工事により公立小・中学校の全ての校舎内トイレが洋式化されました。