ぐるっと流山 知の講座 狂言LABO in NAGAREYAMA

ページ番号33629 更新日 平成29年3月31日

日本の伝統文化を楽しむ 

仕草のレクチャーをする大蔵さんの写真

 平成29年3月25日(土曜日)、一茶双樹記念館で狂言「LABO in NAGAREYAMA」が開催されました。
 狂言は、中世から続く日本の伝統芸能です。今回は能楽師大藏流狂言方の大藏教義さんをお招きして開催しました。日本の伝統芸能というと堅いイメージがあるかもしれませんが、「狂言」は現代の「お笑い」のルーツともいえる、「笑い」に包まれたお芝居なのです。講師の大藏さんは、狂言を多くの方々に知っていただくために、通常の舞台のほか、小学校での出前授業や狂言教室など広く活躍されている狂言方です。
 


仕草のレクチャーをする大蔵さんの写真

 今回の講座では、大藏さんがパワーポイントを使いながら狂言の歴史や鑑賞の仕方を説明し、お弟子さんが演じる所作を見ながらレクチャーを受けます。参加者の皆さんにとっては、「何気ない仕草にこんな意味があったのか」「正座している演者は居ないことになっている」「場面の様子はセリフや音から判断する」「静かにみるのではなく笑っていい」など、驚きがいっぱいでした。


酒を注ぎ、酒を受ける仕草の体験の様子の写真

 レクチャー後は、大蔵さんと出演者の仕草をお手本にして、参加した皆さんも実際に演じてみるプチ体験です。主人と従者が「酒を注ぎ・飲む」仕草を配布した資料を扇子に見立て、二人一組でセリフを交えながら実際にやってみました。
 レクチャーと狂言の仕草のプチ体験をした後は、いよいよ2つの演目の上演です。
 


演目「寝音曲」の様子の写真

 1幕目は「寝音曲」。主人から従者が謡を所望されますが、「酒を飲めないと謡えない」「妻のひざ枕でないと謡えない」と難くせをつけますが、主人から酒を振舞われ主人の膝の上で歌い始めますが…。


演目「蝸牛」の様子の写真

 2幕目は「蝸牛」。蝸牛とはカタツムリのこと。主人の祖父に長生きしてもらうために、従者は山の中に入りカタツムリを探しますが、山の中でであった山伏に騙され…。
 レクチャーと仕草の体験をした参加者は、それぞれの演目に大爆笑の嵐。しかも、能楽堂の舞台と違って、間近でみる狂言の舞台。一茶双樹記念館の和の雰囲気と合わさり、特別の舞台となりました。
 


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