ぐるっと流山 白みりんと切り絵行灯の夕べ

ページ番号33234 更新日 平成29年3月10日

連なる行灯の光が流山本町の夜を照らす

行灯を見る子どもの写真

 平成29年2月25日(土曜日)、流山駅前通りを中心に、白みりんと切り絵行灯の夕べが開催されました。
 白みりん発祥の地・流山は江戸時代に水運で栄えた町。歴史的建造物が残る流山本町の趣深い町並みには、住民手づくりの切り絵行灯が約90基設置されています。今回のイベントでは、普段は店舗や神社などに置かれている行灯を流山駅前通りに集め、一斉にライトアップを行いました。
 


連なる行灯の光の写真

 すっかり日が落ちた18時、地元の方20人以上の協力による手づくり点灯式を実施。点灯式を見ようと市内外から集まった方々で、沿道は人だかりができていました。皆さんでカウントダウンを行い、「ゼロ!」の声に合わせて20基以上の行灯が一斉に点灯。連なる行灯の優しい光が暗闇を照らし、まるでタイムスリップしたかのような幻想的な光景に、感嘆のため息や「きれい」とつぶやく声など、興奮したざわめきが起こりました。


行灯の点灯の練習をする地元の皆さんの写真
行灯の点灯の練習をする地元の皆さん

 切り絵行灯を制作した飯田信義さんと長谷部年春さんは流山育ちの幼なじみ。飯田さんが切り絵を、長谷部さんが行灯本体を担当し、2012年から制作を開始しました。点灯式を終えたお2人は、「行灯が立ち並ぶ壮観な光景に感無量でした。地元の皆さんにコンセントをお借りして、人の手で一斉に灯りをともした手づくり感も、流山らしいあたたかさが出ていたと思います。流山本町をさらに盛り上げるため、これからも体が動く限り行灯を作り続けます」と笑顔で話してくださいました。


みりんグルメ販売の写真

 流山本町の各飲食店では、流山発祥の白みりんを使った流山本町限定グルメやスイーツが提供され、満員御礼の大盛況でした。
 流山駅前では、購入した方はイベント参加店舗で特典が受けられる、全10種類の絵柄の切り絵ミニライトが販売されました。たくさんの絵柄にどれを買おうか迷う姿が見られ、こちらも好評のうち、19時前に200個が完売しました。
 


切り絵ミニライトの写真

 さいたま市からお越しになった金沢優輝さん(19歳)は、流山にお住まいの友達に会いに来た帰りに駅で読んだ広報ながれやまでイベントを知り、流山本町に訪れたとのこと。「小さいころ流山に住んでいたのですが、その時と変わらない古い町並みが、たくさんの切り絵行灯に照らされて、また別の顔を見せていて驚きました。とてもきれいだったので、自分の分と妹へのお土産用に切り絵ミニライトを2つ購入しました。今度は、他の流山のイベントにも参加してみたいです」と話してくださいました。


ちょうちんづくり講座の写真
ちょうちん作り講座の様子

 また、当日は14時から、切り絵やちょうちん作りなどの講座や、流山発祥の白みりんについて学ぶガイドウォーク、キッコーマン株式会社による講座など、さまざまな体験プログラムが開催され、流山本町の工芸や歴史を紹介しました。


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